夕暮れにきらめく星 私はその星に問う 「身体じゅう濃縮亜硫酸ガスに包まれて そのせいで輝いているのか 悲しみで輝いているのか」と 星は 「あなたと同じだ」と答える 「じゃ、私も今から輝いてみせる 悲しみで輝くのなら あなたに負けることはない」
星は亜硫酸ガスで咳き込む 私も咳き込みながらかがみこむ
もう一度空を見上げた時 星は知らんふりしていた 窓を閉めカーテンを閉め 私も知らんふりしてみたが ガスがほんの少し部屋に入っていた 親密な感じで入っていた