同居人が出て行ったアパートに 私はひとり戻る 青く沈む部屋は それでもほんのりと暖かく 私は同居生活の 孤独について考える ひとりの孤独と ふたりの孤独は どちらが重い
時々かかってくる電話 その声はあくまでも優しく 出会った時の 透明な風の音がする