|
羽田第三ターミナル
スペインからの羽田到着は、23:50なので、どうあがいても家に帰る電車はない。
意味ないけど、AirTagを「探す」で調べたら、手に持ったスーツケースが横にあることを示した。当たり前だね。
到着したのは、最近できた羽田第三ターミナルなのだが、成田の第三とは違って、トンでもない距離にあり、無料バスで15分ぐらい走り、成田ではなく「蒲田空港」じゃねぇか、というぐらいの位置にある。無料シャトルがないのは、首都圏内の土地の関係だと思うが、第一・二への移動看板が少なく分かりづらい。遠いところに表示があって、成田の方が分かりやすい。
結局、無料バスに乗って第一ターミナルまで行って、ホテルに到着したのは1時過ぎ。
ホテルは空港内施設内にあるので、その時間にふらふらしているのは私だけ。まず警備員のおっさんがこちらに近寄ってくる。
いでたちに問題があったかもしれないけど、挙動は良くわからずに迷っている日本人旅行者なのに、無線で助っ人を呼び出しているのか、そのうちもう一人のおっさんが現れた。それじゃ足りないのか、暇なのかもしれないが、もう一人呼び出して、若いあんちゃんがやってきて3人の警備員に囲まれた。
第三ターミナルで降りるも、宿泊先が分からず、やっとこの第一ターミナルに来たのだけど、その宿泊先が分からない、と説明しているいのに、この警備員達はろくな案内や対応もせず、うろんげに私を取り巻いて見ているだけだ。こんな迷い人は日常チャメシゴトのように思えるのだが、警備員は無言に等しい。
電話したホテルの人も「8番のバス停のところにあるインターフォンを押してください」と言うが、そんなのないよ。
改めてそこからホテルに電話をした。夜中の1時を過ぎていた。
「8番のバス停のところにあるインターフォンを押してと指示を受けましたが、そんなのないけど、どこにあるのですか。暇な警備員が3人まとわりついているのだけど、なんとかして頂けませんか」
「その8番バス停の前にある建物の横のインターフォンを・・・」
「それなら何故その建物にあるインターフォンを、と言わないのですか。先ほどのお電話ではそのように説明を受けませんでしたが」
「大変失礼しました。今、係のもモノを向かわせましたのでしばらくそこでお待ちください」。この腐った蝿みたいな警備員なんとかしろ、と思った。
まず私の経験では、こういうのって成田では皆無だ。
みんな頭を下げるような親身親切さがあって、こちらもつい頭を下げて感謝してしまったりしている。羽田って成田より近い東京にあるところに、その勘違い的なステイタスがあると思っているだろうか。手前でタクシーの運ちゃんに第一ターミナルの場所を聞いたら、この第三ターミナルをずっと向こうに行った先にあるよ、と単純に言われた。スペインならこれもありだけど、日本でこれってありか?
羽田空港は田舎もんの集まりのように感じた。
羽田発着の利用者はこの辺を見据えて利用した方が良いと思った。羽田って私の生まれた大田区なんだけど場所的にステイタスなんてないよ。この辺、成田の方が親近感がある。日本なんて何処から発着しようが世界から見れば、世界の埼玉県だからだ。言えば、バスのアナウンスも成田の方が暖かみがある。こんな場所、早く立ち去りたいと思った。少なくともスペインや首長国連邦の空港の方が暖かみがあったよ。
とは言え、カプセルホテル「ファーストキャビン」(https://first-cabin.jp/hotels/haneda1/)は大満足だった。
24時間の欲情、じゃなかった浴場がり、喫煙ルームやコーヒー無料のラウンジがある。何故かエスプレッソがあって、2杯お代わりをした。20時間近く飛行機に乗って到着したところでのこの浴場はオアシスだ、というのを初体験。
初めてのカプセルホテルだったが、そのイメージは昭和であったことに恥じた。
東横インと同じくらいのサービスで、ベッドはセミダブルで、部屋はホテルスタイルから規則としてカーテンを閉めるだけで、部屋によっては狭いのもあり、通路では幾つかのスーツケースが置いてあった。
ベッドは硬めで寝やすいと思ったが、娘も利用したことがあり、その硬めで眠れなかったとのこと。硬い方が寝返りもしやすく腰にも優しいと思っていたが、人それぞれなのだろう。結局、2時ぐらいに寝入って目覚めたのは9時。
到着時には、台湾からのLCC着もあってなるほど。または娘のように早朝発で間に合わないので前乗りみたいなのもあろうだろう。
空港利用としては成田がダントツに良い。そのうち、羽田も良くなってくると思うが。
|
|