グラナダ空港
ルルデ弁当を飯を喰い終わって時間を見たら15:00。いつチケットカウンターが開くのだろうかとロビーを歩いていた品の良さげな空港職員の男性に聞いた。この時、色の着いた近眼眼鏡(殆どサングラス)の私を見た彼は、いきなり真顔でフランス語で答えた。
つまり私を一目見てスペイン人ではないと当然ながらにも判断したが、その後、何人だか分からないから、彼の経験から近似的に類推してフランス人と見立てて話をしたと思える。たいてい、アラブ人かユダヤ人に見られるのだが、こういういでたちが彼からすればフランス人に近いのかもしれない。嬉しいのか悲しいのか分からないけど。
「いやいや、スペイン語で言ってくれない」と言ったら、安堵したようにとても親切に、2時間前の15:30辺りに開くから、近くなったらこの辺で見ていてね、と親切に教えてくれた。
その時間になってカウンターへ行った。そうしたら、カウンターのおねーさんが何か変な事を言い始めた。スペイン語初学者な私は予想外の事をいきなり言われるのが特に苦手だ。こちらの絶対的な希望は、発券されるチケットは3枚で、羽田着のチケットに荷物預かり証シールが貼ってあるかだ。
しかし、手渡されたのは2枚だけで最後に貼ってあるのはドーハ着のチケットだ。3枚目はどうした?
聞けば、ドーハ着後、スーツケースを自分で受け取って、ドーハのカタール空港カウンターへ行って、最後の羽田着のチケットを手続きする意味になるようだ。ただ、ドーハ乗り継ぎは1時間しかないので、それはインポ・シブル。
つまり今回のチケットは、カタール航空が主となるも、その共同運行(コードシェア)がいろいろあるので、ドーハ → 羽田の便の共同運行だけは、唯一JALになってて他はスペインのイベリア航空になっているところだ。国内線のグラナダ空港のイベリア空港カウンターでは、他社のJAL&カタールのチケットは操作できないのでドーハ空港で改めてチケット発行してください、とのこと。こんなのを英語で言われていたら難民まっしぐらだ。
結局、チケットはマドリッドまでのをもらい、マドリッドで荷物を引き取ってマドリッドのカタール航空のところでマドリッド~ドーハ~羽田までのチケット2枚を受け取る手続きに変更してもらった。
一人旅で安物チケットを購入して乗り継いで帰国する時の場合の事前確認は大事です、きっぱり。
これ、マドリッドだからスペイン語OKだったけど、これがそのままグラナダ空港のおねーさんから受け取ったチケットで、ドーハまで行っていたら、ホラー映画に匹敵する。激安チケットでの海外旅行では、なかなか最後まで安心させてくれないですな。
それで言えば、乗り換えなしの直行便的な東京からロスアンジェルスやサンフランシスコ、オージーとかはいいなぁ、と思う。
後日、友人がトルコ航空でグラナダに行ったのだが、その時には、グラナダ空港ではなくマラガ空港着だった。マラガ空港は国際航空だったのをすっかり忘れていた、国際空港ならこのコードシェアによるチケットの問題はなし。次回はトルコ航空だ。ターキッシュ・エアラインだったっけかな。
グラナダからマドリッドまでの飛行機は、往路と変わらず鉛筆のような飛行機で、座席をお任せにしたら久しぶりの窓際だった。マドリッドのバラハス空港に着陸する直前に機影が写るのは、なかなか感動的であった。
バラハス空港では、空港バスに乗ってドーハ行きの飛行機まで行った。カタール航空だと思ったら、「Member of OneWorld Japan Airlines」とあって、へぇ、JALなんだ。
JALだからか機内食は、往路よりも少し良かった。
座席は、初めて非常口の隣であった。たまたま隣は空席だったので移動したが、足が思いっきり伸ばせて素晴らしい、この座席。しかし、最近では、事前オンラインチェック時に座席指定ができるのだが、場所にも拠るが平均5,000円/便ぐらいの有料だそうだ。
マラガまで行けば、2回飛行機に乗るので、予約すれば片道10,000円、往復20,000円。長考入るよね。
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