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  1. 再びカタール航空
  2. マヌエル邸初日
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  5. 再びゴメレス坂へ
  6. マヌエルの写真学校構想
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  8. バル、ディアマンテス
  9. グラナダ中央バス駅
  10. 「ホテル・パラシオ・オニャーテ」
  11. 墓参り
  12. カルメンと生ハムレストラン
  13. 再びゴメレス坂へ
  14. キート夫婦と樽酒場
  15. 詩人カルメン
  16. ルルデのお弁当
  17. グラナダ空港
  18. 羽田第三ターミナル
  19. AirTag
  20. グラナダのお土産




 

カルメンと生ハムレストラン

カルメン・エルナンデス グァディックス(Guadix)に来る前に、グァディックス(Guadix)在住のFacebookのお友達から、会わないかと連絡があった。
 ルルデの友達のドラにその話をしたら、「知ってるよ、執筆者で詩集やドキュメント本などを出版していて、言えば詩人かな」と、サイン入りの彼女の本を見せてくれた。
 名前は、「カルメン・エルナンデス・モンタルバン」(Carmen Hernández Montalbán)。グァディックス(Guadix)で生まれ育ったので、グァディックス人の「アクシターナ(Accitana)」になる。

 詩人と言えば、迷作『Time To Time』を30年間一緒に出版していた詩人草野早苗を思い出した。
 そんな才媛の人とスペイン語で喋られるの?そんなに語彙を持ち合わせていないよ。会うのは嬉しいが、この点だけすげー不安があった。
 詩人カルメン・エルナンドスと、憲法広場にあるカフェテリアで会った。
 会話は私レベルに合わせてくれる配慮があり、改めて才女なんだなぁ、と思った。
 日本とスペインの関係として、支倉常長が帆船に乗ってスペインの国王に謁見したことが契機となったのか、セビージャ近郊にハポン(姓日本)が多い村が今でもあるという話で盛り上がった。例えば、「マリア・ハポン・マシアス」とか。才女って、人を引きつける魅力があるんだね。
 予想外にも彼女著のサイン入りの箴言集をいただいたが、迷作『MY COMPANY』を持っていったので、恥をかかずに済んだ。
 カルメン、より美人に撮れなくてゴメン~。

 友人キーノは1986年来の友人で、彼の結婚式に参列してからは夫婦でお付き合いしている。どうでも良いことだけど、その結婚式で、初めてライカM6にカラーネガを詰めて撮った。
 そのキーノ夫婦と、以前にも中島家でも行ったことのある生ハムレストラン「グラナデュール」に行った。

生ハムレストラン「グラナデュール」 生ハムレストラン「グラナデュール」 生ハムレストラン「グラナデュール」

生ハムレストラン「グラナデュール」の灰皿キーノとソレと私 生ハムは、いつものようにとても美味いのだが、微妙にハモン・イベリコと違うことに気付いた。塩分は少ないのだがまろやかさよりも強みがあってなかなか良い。聞いてみたら、それはハモン・セラーノだった。セラーノの中にもグレードがあり、上質のレセルバやグラン・レセルバ(熟成)がそれだった。刺し身で言うとトロと赤身の違いかも。
 店主のこだわりで、敢えて上質のセラーノを提供しているのだと言う。いーじゃない、やるね、店主。
 奥さんのソレがスマフォでFacebookをツラツラと見ていて、ふと横から見たら私ので、それも全部スペイン語表記になっていてびっくりした。任意な投稿をその都度翻訳するものと思っていたが、外国語の投稿は自動的に母国語訳で表示する機能があるようだ。
 いやいや、うかつに変な事は書けないね。
 スペインだと、マヌエル推奨のTelegramやWhatsAPPも多いみたいだが、変わらずFacebook(Messenger)が幅を利かせている。
 5月のアンダルシアは、季節の変わり目として良く夕立があるのだが、今回のグラナダ滞在ではなかった。代わりにこのGuadixでは良く降る。因に10月も夕立が多いのは、同じ季節の変わり目だからだろう。
 スペインは喫煙国だが、いつからか法律で公共の建物内では禁煙となったので、自然と多くの喫煙客は、外に置かれた灰皿に群がると。私もそこにいるけど。

ホテルの朝食 ホテルの朝食 ホテルの朝食
ホテルの朝食 ホテルの朝食 ホテル・パラシオ・オニャーテ

 「ホテル・パラシオ・オニャーテ」の朝食は、他のレストランと同じだ。同ホテルランク内の宿泊代によって多少の品数の上下があるくらいで、基本は、冷菜とする生ハム、ハム、チーズ、サラミ、そしてスペイン風オムレツやゆで卵などがあり、他何種類かのケーキやフルーツもあり、珈琲やジュースなどがフリードリンクとなる。スペインの定番のトマトピューレはたいていあって、パンの上に塗って食べると最高ですな。
 以前は、毎日似たような朝食ばかり食べていると3日目で飽きてきたものだが、最近は全然飽きが来ないのは年齢からか。