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Time To Time 2005-2007 : 36-34
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少しだけ黄味を帯びた
街路樹は銀杏の木
駅に向かって一直線に
それがこの町のわずかな自慢

風がまったくないので
建物は揺れず
街灯は揺れず
人はよろけず
自転車も倒れない

そんな夕刻に
ただひとつ
体を震わせるもの
根本から小刻みに揺れている
一本の銀杏

年輪も葉脈も
一緒になって揺れている
それは銀杏のクツクツ笑いで
もうどうしようもなく笑っている

多分、誰かが明日結婚するか
今日何かが死んだかなのだろう

Time To Time 2005-2007

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