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Time To Time 2005-2007 : 36-1
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降るもの


インドへの電話は
通じるまで波の音がする
「ハロー」
波の音が街の喧騒に変わる

深夜のオフィスの窓に
絶え間なく降る桜

「こっちでは
君の好きな牛が降ってるよ
落下傘をつけて
雨みたいに」
商売の話がまとまった
インド人は機嫌がいい

灯りをほとんど消した
オフィスの通路を
やせたコブ牛が一頭
ゆっくりゆっくり歩いて行く
小さな落下傘を引きずりながら

Time To Time 2005-2007

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