電卓に数字を入れれば 液晶パネルに浮かぶ文字 「ハロー いつもバカだね ありがとう」
砂のように雹のように 硝子窓をたたいて 地に降り注ぐ星々 けたたましい音 割り切れないルート根 永遠に続く小数点以下
明日の会議を思い出し 床に座って 資料を広げる 落ちる星の光が A4の紙を流れて行く
それよりも明るく テーブルの上で光るもの 電卓がメッセージをはらんで 蛍光色を発している