最近の食生活においてはややぐー気味で、カミさんが出かけると、駅弁買ってきて、となり、酒の肴になるのが多し。で、今夜の肴は、「おおみや弁当・宴」。
帯には、大宮駅ができて140年だそうでそれを記念した風で、サブタイトルには「鉄道のまち大宮」とあり、かつ「JR東日本商品化許諾済」とあり、今でも大宮にあるのかもしれない老舗風の「ゐざき茶屋」が監修していると思われるのは、製造が国立市になっているからである。この辺の販売網良く分からんけど、美味ければ全て良し、がある。
一応、大宮や埼玉関連の食べ物(つまみ)が入っているが、そもそも埼玉も名産があるけど全国区的知名度なのはないので、割り切って食べるのが良いが、その中でも「ゼリーフライ」というのが出色だ。
調べると出てくるけど、足袋造りが盛んだった行田市の女工さんがおやつで良く食べていたもので、味付けしたオカラをフライにしたようだ。明治期の辺りでしょう。
初めて食したゼリーフライだけど、パサパサしたポテトサラダのフライみたくて、けっこう美味い。おやつか酒の肴としてならとってもOK~。夕食の副菜になるとこのご時世だと、ええええ?かも。
このようにおかずパックに多種多様な食べ物を入れた幕の内風なのは良く見かけるのだが、普通は原価を考慮してちょちょっとしか入っていないのだが、この「おおみや弁当・宴」は、それを度外視してこれでどーだ!みたいな感じで詰め込むような大盛になっている、いわゆる「田舎盛り」なんだけど、いいねー、地元埼玉でもこんな質実剛健なのがあるのは嬉しい限りだ。
1400円だけど、じじーならこれで十分、小食気味の若者でも十分かも。バカ飯喰らいの若き頃の拙者だと、これ2つで満腹でござった。
少ない量で綺麗に盛ると、その分そのモノの味が問われるが、質より量で攻められれば誰も文句は言わないところがあり、久しぶりに埼玉の田舎スタイルを感じたこの大盛具合が嬉しい。主張してんじゃん、埼玉県民、翔んでるかも。