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春二向聴

1月下旬の関東地方なんて、まだ寒さが続き体感的に春到来を感じるのは、4月に入ってからでしょう。オーバー要らない頃。
とは言え、遠くに春の訪れを感じるには、日差しの角度だと思う。それでも聴牌(てんぱい)や立直(りーち)じゃなくって二向聴(りゃんしゃんてん)ぐらいだけど。
窓から見える隣家に当たる日差しの角度が冬至の低度から高度になりつつあって、顕著なのはそこから流れる影の長さが違っていることだ。室内から見れば、2割り増しで春が近づいている印象がある。もっとも今日は風もなく穏やかな天気だからであって、晴天でも風があればまだまだ真冬だ。なので1月下旬は、六寒一温ぐらい。
中国や台湾などでは、2月上旬辺りに陰暦に沿って旧正月を祝うが、新春を考えればこっちの方が気候的&気分的に合っているかも。

そんな春二向聴の17日には、お年玉年賀ハガキの発表があった。
結果は置いといても、番号を照合しながら当たったハズれた、とやるのはパプロフの犬的に好きな方である。それ自体を忘れていなければ、だけど。
旧郵政省、予算がないのだろうな、昔は5等ぐらいまであったのだが、今は3等までで、1等は現金30万円など。横に「100万本に1本」とあった。つまり横浜市やさいたま市、千葉市などの政令市内で1人だけが30万円ゲットになる。
因に、この年賀ハガキにて1等が当たった人は、過去に3人ぐらいはいたが、それは友人の友人や友人の知人とかだったので、私の直接の友人・知人等では皆無である。
宝くじの1等などは、その友人・知人等にもいたかもしれないが、超高額当選の場合、普通は誰にも言わないものなので、私には分からない。

年賀ハガキは3等が3枚当たった。

お節

正月ゆえに早めにお節を肴に一杯やるか、と思っていた夕方に、iPhoneから地震警報アラームが鳴った。久しぶりだ。
たいてい鳴ると、すぐ揺れるのだが、今回はなかなか揺れ始めなかったので、「かめはめ波」のように溜め込んでから大揺れするのかと思ったりもした。
慌てて自室に入り、防水ラジオにスイッチを入れて手に持ちながら、寝ている2匹の猫を両脇に抱えてリビングのテーブル下に非難移動した。そこで初めて揺れたのだけど、埼玉だと深度1.5ぐらいの揺れだ。ただ長く揺れたので遠いどっかで大きな揺れがあったのだろうと予想した。
揺れが収まったので、正月飲みを始めた。
私のFacebook友達にはトンでもないご婦人多く、それも自作を含めたお節&テーブルセッティングが正統日本文化万歳的な豪華絢爛な写真を載せている方が、少なくとも数人いた。これらの後に中島家の2024年お節を載せるのってかなり有気が要るぞ。言い訳としては、共働きの夫婦だとなかなか満足したのを作る時間とゆとりがない、としたい。
基本的には、いつもより一ランク上の鈴廣のかまぼこと、ちゃんとした赤いのとちゃんとしたトロの本マグロとかだけを伊勢丹で買ってきている。
ここ何年かは、京都「たん熊」のを頼んでいるのだが、今回は、新しいタイプなのだろうか、同じ内容の重箱2つのセットというのを注文した。写真だと大きさが分かりづらいが、150mmのお重×2だ。同じく京都料亭の「わらびの里」とかいうところからの。
つまり、食の細い老夫婦向けのものだと思う、確かに我が家だ。お節って数人の家族があってこそ成立する正月料理かと思っていたけど、まさしく都会的家族構成向けのお節の出現となり、お節も新たな時代を迎えた、と言えるかも。
カミさんからすると「たん熊」の方が丁寧に作ってあってやや上品と言っていたが、私からすると、この「わらびの里」のは、とにもかくも気合いを入れて煮込んだのか、どれも味がガツンとしている。私にとっては、こんなに美味いお節は初めてだ。←単に味付けが濃いだけかも。
カズノコも小魚煮(「田作り煮」というみたい)などは、たいてい薄くて甘いだけ、醤油でもかけないと喰えねぇというのが多かったので今まで殆ど食べたことがなかった。
自分専用のいずれも美味しいツマミ箱があり、適当に酒のアテにしながら飲めるのは、なかなか良いじゃん正月って。
今年の暮れには、夫婦で「たん熊」か「わらびの里」でもめるかも。
老夫婦向けお節料理って、これから徐々に出てくるかも。