一般的な家屋において、汚れちまった悲しみ(中原中也)的箇所のトップ3を挙げれば、浴槽、トイレと続き、No.1は、キッチンの換気扇ではないかと思う。
その換気扇がとうとう動かなくなってしまったが、35年選手だから製品人生を全うしたわけだ。
スイッチを入れても回らず、何回か押していると動く時があるが、OFFにすると二度と回らない雰囲気となり、交換大作戦となった。
昔から知り合いの工務店に頼み電気屋を紹介してもらうが、換気扇交換だけではスピーディーさを上げてはくれず数日経っても連絡がないので、自力でやることにした。この間、換気扇は24時間回り続けている。
この換気扇は、サンウェーブ製だが、調べたら、かなり前にLIXILに吸収合併されたようだ。サンウェーブのなんてもうないだろうな。
LIXILのwebサービスは素晴らしく、修理や部品調達などにいろいろ分かれていて、その部品調達に電話をした。
そのサンウェーブ製の換気扇は、名称を変えただけで、規格やコネクター形状などは同じになっていたのがラッキーだ。
電話先の担当者にその換気扇の製品番号を教えたら、そっちに同じのがあるの?というくらい、事細かく正確にその交換方法などを親切丁寧に教えてくれて、昭和風に受話器を持ちながら頭を下げている私がいた。
その替わりの現行品換気扇の商品番号、及びアマゾンで販売していることも教えてもらい、15,000円のをポチッ。
ただ、フードにある換気扇スイッチだけは製造中止とのことで、ここのコンデンサーとかがダメになったらアウトです~、とアドバイスを受けた。「秋葉原デパート」とかへ行って仕入れてくるとか?今もあるのか?
因に、キッチンの換気扇周りの交換やリノベーション?はユニット交換になるので、そのフードや換気扇などを含めて、78,000円ぐらいだそうだ。これをLIXILに頼めば、取り付け工賃なども含め、120.000円以内に収まるのでは、と勝手に想像すれば安いかも、とポチッした後に気付いた。遅せーよっ。
問題は換気扇+フード内の清掃だ。
それなりに掃除しているので、その間、油に塗れた黒い埃等が付着しているが、それほど多くはないのだが、問題は換気扇だ。換気扇はカバーと羽を取り外して掃除していたが、換気扇の枠までは掃除しきれず、その周辺は35年間の歴史が堆積付着している。写真を掲載したら「閲覧注意」表記が必須だろう。
もう一つは、換気扇の下には当然ガスコンロがあるのだが、これをどかさないと作業がしずらい。となると、ガスコンロ周辺も清掃となって、早めの年末大掃除になる。← かなり手前から「掃除するぞ、掃除するぞ」と言い聞かせてテンション上げまくらなければならないのだ。
月開け上旬はいろいろ用事があるので、この大作戦作業は、10日以降を予定。
家の棚とか台などのDIYをするのはカッチョ良い雰囲気があるが、こういう換気扇の交換&清掃は地味でカッチョ良くないのがイマイチだ。主夫の宿命か。