約束もない日曜日 部屋の掃除もしてしまったので 清澄庭園に行く せめてさんずいの付く水の音の名前
改札を駆け足で通り抜け 丁度来た地下鉄に乗り込んで 座れば隣に青年、大男 イヤフォンをしていても分かる ジャミロクワイのリズムでしょう? ブルファイト印のスポーツウェアの青年は こっちを見てニヤリと笑う
君はあの日産まれてこなかった私の子ども? 君はあの日出会わなかった私の恋人?
清澄白河の駅でさようなら ドアを出る時振り返る 青年がゆっくりゆっくり 窓越しに手を振る