烏山頭ダムへの行き方
私のような日本人旅行客が烏山頭ダムへ行くのには、隆田駅で降りてそこからタクシーをチャーターして回るのが一般的で、800元(3,000円)で2時間ぐらいだそうだ。
しかし3年前に初めて来た時は友達が車で案内してくれたので、今回は電車とバスに乗り継いで来ようと思った次第。その時にもらってきたパンフを見ると、中国語だけど「烏山頭ダムへのアクセス」というのがあって、思いの外、幾つかの路線バスがあった。
烏山頭ダムへのバスの大半が、近くの台南芸術大学を経由するか終点となっていて、発着する駅は、隆田駅だけに限らず、新営駅、林鳳営駅、善化駅などがある中で、新営駅が唯一、特急自強号が停まるので何かと便利であり、今回は高雄から出発したが結果的に一番手前の善化駅で降りるよりも新営駅からのバスの方がアクセスが良かった。ただ、新営駅からのは9:30の次は12:20になってしまうので、9:30に間に合わない場合は他の駅からになる。
乗ったバスはマイクロバスだったが途中すれ違った同ルートの折り返しバスはリムジンバスだったので、この辺は車種を気にしない台湾スタイルなのであろう。
発着駅によってバス会社が違う場合が多く、新営駅や林鳳営駅からのは新営客運バス、善化駅からは興南客運バスなど。路線によって烏山頭ダムのバス停「烏山頭水庫」の前後に「嘉南里」というバス停があるが、これはダム入口から徒歩3分ぐらいにある八田與一記念公園のところにあるので、こちらから乗ったり降りたりするのもありでしょう。嘉南里バス停で降りて烏山頭水庫バス停で乗るとか。
バスの乗り場は、たいてい駅前の小さなロータリー内に目立つ看板が立っていたり、ロータリーに隣接した大きなバスターミナルの建物があったりするので迷うことはない。また、運賃は小銭の現金でも一通卡でも悠遊卡でもOK。お札の両替等は車内では無理と思った方が良く、バスの駅舎があればそこの窓口でキップを購入しておくのが良いかも。
駅から出発するバスはだいたい9時半から10時半で、帰りは、13時・14時・16時・17時ぐらい。
何処をどのくらい回るかによってさまざまだけど、今回は5月中旬、東京の7月に等しい32度。入口から近い旧放水口とそこにある資料館 → 殉職した工員達の慰霊碑 → 湖面に登って蒸気機関車 → 八田與一銅像 → レストラン → 八田與一記念公園 → 入り口のバス停までをのんびりと歩いた。
レストランは観光客でいっぱいだったのでそのままスルーして、だいたい3時間ぐらいだったので、13:10の善化駅行きのバスに間に合った。もしこのレストランで食べていたら14時台以降のバスに乗っていただろう。
慰霊碑の先をよりテクテク歩けば、天壇公園やつり橋、余水吐などが見られるが、涼しくなった季節が最適で、殆ど日陰のない烏山頭水庫の夏場はかなり辛いコースだと思う。
また、嘉南里バス停から烏山頭水庫入り口の方にちょっと行ったところにレンタサイクルがあったので、これを利用するのも良いのだが夏場はそれなりの注意と心構えが必要だと思った。少なくとも熱射病とかで烏山頭水庫から救急車だけは避けたい。
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