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お初高雄/第一次訪高雄
 

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10.7kg

 2017年5月12日〜16日 タイガーエア 成田〜高雄

 あまり気にしていなかったのだけど成田空港の表示に変更があり、第二ターミナル駅は「第2ターミナル駅(第3ターミナル)」となっていて、かつ出発カウンター表示に第3ターミナルが追記されていた。
成田搭乗ゲート 第3ターミナルは、LCC用と思いきや、私の乗るタイガーエアーだけは第2ターミナルになっていた。が、行ってみれば隅の隅の奥で、体育館で言う一番奥の用具入れ扉の横みたいなところ。

 今回は、初めての高雄へ行き、改めて烏山頭ダムと池上文庫に是非訪れたいと思っていた。
 成田〜高雄も幾つか便があるのだが、初めてなので22時着とか変な時間なのは避けたい。15時着があったので申し込んだら、チャイナエアーの子会社のタイガーエアーだった。LCCはスクートの次の2回目。
 ついでにそこからホテルも予約すると割安になるらしい。おそろしく安い。この間、てるみクラブの事件があったばかりなので、そうそうドタキャン倒産はないだろう、DeNA。内訳は ↓

航空券 24,570円
ホテル 23,963円(4泊分)
セット割引 -6,818円
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   合計:43,715円

 チケットカウンターにて、荷物を預けますか?と言われたので、預けられますか、と聞き返したら、「お客様のチケットですと、受託手荷物は15kgまでで5,300円追加になります。」と言われた。
 いや、機内に持ち込みますと言って、カメラバック合わせて計ったら、10.7kg。やはり、ちゃんと計量されるようで、ちょこっとボクサーになった気分だった。
 「機内持ち込みは基本的に10kgまでで、お帰りの際、これ以上増えると荷物預かりとなって追徴金が発生いたしますので、ご注意ください。」とまた言われた。

タイガーエア 成田の出国税関X線チェックにて、「刃物のようなものが入っています」とおっしゃられた。結局、サニタリーや最小限の文具などが入っている「お泊まりセットバッグ」の中に入っている何かが問題らしい。
 上司風のあんちゃんがX線スキャナーモニターを見ながら、私より表面積がありそうな若いおねーちゃんに何か指示を出しているようで「新人のキミが行って対応してこい」みたいに言われたのか、申し訳なさそうな顔をしてこちらにやってきて「中身を拝見して宜しいでしょうか」と白い手袋をはめながら言ってきた。
 私のカバンよりも、君の下っ腹をスキャンしたほうが良いんじゃないか、とは口が裂けても言えないので、また「後ろから前からどうぞ〜」とも言えず、「どうぞどうぞ、お好きなようにやってください〜」。
 まずNTカッターが引っかかった。え、こんなのが凶器になる?それなら機内持ち込みOKの傘の方がキケンじゃいかい。次にタバコの半分もない万能ツールがNG。ハサミとかナイフが一緒になっているけど長さはたったの3cm。これでハイジャックとかができるのなら是非その方法を教えて欲しいものだ。
 ついでにか、シュミテクトの歯磨き粉も没収された。何回も使っていて「半分も入っていないよ」と言うも、「表記優先で100gを越えているのでごめんなさい〜」、成田空港のセキュリティおねーちゃんに言われてしまえば返す言葉もなし。荷物預かりだと問題なかったものでも機内持ち込みだとNGになってくることを最初に教えられた。没収のおかげで、少し軽くなった。

 成田に来る前の自宅にて、機内に持ち込めるSサイズのスーツケースに入れたら、これだけで10kgになってしまって、いきなりNG。スーツケースだけで3kgあった。娘の中学校の林間学校とかへ持ってゆく布バックを借りたらこれは600gでセーフだが、肩掛けか背負うタイプなので腰が痛くなりそう。若者なら何でも良いかもしれないが、中年になるとこういうのは難しく、2泊ぐらいまでだなぁ。

タイガーエアの機内 機内食は機内にて当日注文することができるけど、一般的な機内食とLCCの機内食は同等ではない。
 一般的なトレーの上に幾つかのお椀があってどうのこうの、というのではなく、小さな紙の弁当箱にその料理が入っているだけで、追加料金によるセットにすれば、スナックと紙パックのジュースが付くが、コップとかはないので、味云々よりも、見た感じのみすぼらしさは微妙にある。
 食べている人は全体の1/4〜1/5ぐらいだけど、食べない人の回りで一人だけ食べているのって、変な目線を感じそうでちょっと食べる勇気も必要かも。まずくても機内食はみんなで食べ、そのまずさを共有してこその機内食だと思った。

 LCCの座席の前後間隔のピッチは相変わらず狭く、目の前のサイドポケットにペットボトルなどを入れると足が当たって動かない。リクライニングなんて論外、2ステップ以上倒したら後ろの人に張り倒されること必須。
 我慢できるのは、成田からだと台湾、上海、大連、ソウルなどの4時間までで、5時間以上かかる香港とかは年齢に拠るだろう。というのは、映画とかのビデオ等のモニターはないので(あっても有料)、結局、昼寝するか読書するかで時間を潰せる時間が年齢によってだんだんと短くなってきて、アラカンだとそれが4時間までかな、という意味。
 それでも今後、タイムスケジュールによっては、LCCを利用することはあるかもしれないけど、荷物はちゃんと受託手荷物にするつもり。の方が精神衛生上宜しい。