誠品書店
誠品書店はお洒落な本屋さんだ。
本に限らずそれに付随した文具やグッツなども売っていて、それらが全ておしゃれである。
紀伊国にユニクロと無印良品、ビレバンを混ぜて若者向けに洗練させた印象を受ける。 私からすれば、万年筆やインク、または皮ケースなど良いのがたくさん売っているのだけど、価格が日本と同じ・・円安だからか台湾の物価って日本と同じになったのか・・。
誠品書店に来たのは、ちょっと前に覚えた「三字経」と卒論にした魯迅関連の本を探すことだけど、この辺はやはり両沿の距離感があるので中国大陸で探さないとダメなのが分かった。
もう一つは、映画『KANO』関連の本を探すも、書籍多すぎて分からず、インフォメーションがあるも、3回訪ねるもいつも数人が並んでいる・・なんで?
書籍検索パソコンとかがあると思うのだけど見当たらず、暇そうなフロアーにて「映画『KANO』関連の書籍ってありますか?」
「ここは5階なので2階のインフォメーションで聞いてくれますか」
やはり幼児教育コーナーじゃ無理だったか・・・。
戻った2階のインフォメーションは相変わらず4人ぐらいが並んでいたので諦めた。
明日行くだろう嘉義で探そう。
その隣にDVDコーナーがあった。
「KANO」は友達が買ってくれたから買う必要はないけど、その隣に「セデック・バレ」と「海角七号」があった。 共に同じ監督だ。 「海角七号」はツタヤ経由で見たけど、イマイチ的普通だったかな。
でも、「セデック・バレ」はあちらこちらから勧められるけどどうも抵抗がある。
というのは、これが上映される前、つまりちょこっとだけ台中にいた時に、そのセデック族の住む霧社の近く「春陽部落」などに何度か行って2着もの手作りの民族ベストをオーダーしてしまったからだ。
その時、霧社事件についての映画が今度リリースされ、国民党は反日キャンペーンとしてこれを利用するかも、などの憶測を聞いた記憶があったけど、これだったのね。
その後、ネットだけだけど殆どのその情報を読んでだいたいの概要を知ったところでは、またそれをビジュアル的に再現するのはちと辛いな、という思いが先立っているところ。 勝手に台湾のアバターかな、などと思ったりもしたりして。
そのセデック族は「賽德克族」だけど、これは促音のない中国語の当て字だ。
発音を聞いたけど、スペイン語のverdadのように「セデッッ族(ズゥ)」に近かった。
促音とか破裂音においては、日本の奈良時代辺りの上代特殊仮名遣いと同様、昔の中国語にはそれがあったとされ、唐代半ば辺りから今の中国語に変革してゆく。
台湾語にも促音とか破裂音みたいなのが残っているので、セデック族の言語にも当然それらが残っていると言える。
今の春陽部落の人達もセデック族語って喋れるのかなぁ・・聞いておけば良かったと後のカーニバル。今回は近くまで行くだけなので、次回の大義名分に取っておくことにした。
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