嘉義-2
 朝飯をホテル近くの飯屋にて食べていたら若いアベックが入ってきた。
男の方は普通の若い台湾青年なのでいわゆる「お持ち帰り」の翌朝ではないと思うが、女の子の方がやたら写真を撮って撮って!とポーズと取る。カジュアルだけども露出度の高い着こなしだ。子供っぽい顔立ちながらも写真を撮ってみれば、お胸がポヨヨン〜、もう少し若ければGパンのジッパー付近にてちゃぶ台でもひっくり返したものだけど、今だと朝からコレかよ・・・となり、手でもちゃぶ台をひっくり返らない歳になってしまったのが、いと哀し。
玉子スープと魯肉飯(ルーロンファン/台湾のブタミンチ丼)を頼んだ。小どんぶりぐらいの碗にてそれぞれ70円ぐらいだから安い。玉子スープは日本の中華か焼き肉屋のそれと殆ど同じだから私の口に合いとても美味かった。
映画にて近藤監督が事務仕事をする場面があり、そのロケとなった「獄政博物館」へ。
土日は要予約だが、訪れたのは平日だったのでそのまま決められた参観時間に行き、見学者も5人だったのでのんびりと見ることができた。
実際、撮影に使われた部屋は、入ってすぐ右側の執務室とのこと。ガイドさんに記念に写真を撮ってもらった。
大正時代に作られた刑務所なんてもう日本には残っている訳がなく、唯一それが外国の台湾そして嘉義という町に現存しているのは、なんか凄いぞ台湾!。感謝感激である。
雞肉飯(鶏肉ドンブリ)は南投県埔里とかで良く見かけたけど嘉義が有名みたいだ。
奄美大島に有名な雞飯(けいはん)があるけど、雞肉飯にスープをかけたのが雞飯というようなルーツを感じさせる、さっぱりとした鶏肉の味付けが美味で、私の好物の一つである。
台湾の中央部では有名なのかあちらこちらで見かけ、台北などの北部ではあまり見かけない。
雞肉飯を食べて、台湾百景の一つと言われる竹崎駅へ行ってみた。
1日に2本しかない阿里山線の嘉義から3つめの駅だ。駅周辺、見事に何もない静かな場所だ。その分回りは自然に囲まれた簡素に佇む駅舎とも言えるけど、百景の1つになる理由がいまひとつ良く分からなかった。
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