HOME > Formosa >
幼なじみと一緒に/跟童年的朋友一起去
 

梅雨の台北 | 三峽 | 小籠包 | 紅毛城 | 占い横丁 | 中正紀年堂 | 土産 | 

中正紀年堂

 今回はフリーツアーだけど、空港ホテルの送迎なしの勝手に行ってちょ、なので、最終日もゆとりをもってスケジューリングできた。ただ、今回のホテルは西門町なのだけど、どうも桃園空港へのリムジンバスは台北駅以南は限りなく少ないので、ホテルからタクシーに乗って台北バスターミナルへだ。
 その前に、ホテルのチェックアウトは嬉しいことに12時なので、8時半ぐらいに出発して近場の中正紀年堂へ数年ぶりに行った。
 お友だちは地図を見て「あれ、西門駅から近いじゃん。総統府も見たいし歩いて行こうよ。」確かに歩いても行ける。ホテルから西門まで徒歩10分、西門から総統府まで徒歩15分、総統府から中正紀年堂まで徒歩10分の合計30分ぐらいだが、最終日は晴天ではないけど花曇りだ。湿気ムンムン300%で、かつ楽勝で30度を越えている。おまけにその中正紀年堂は入口までだ。
中正紀年堂 北京の紫禁城ほどの広さはないが、その半分以上はあり、かつ地面は白い石畳なので本堂にたどり着いたところで、運動不足の私は本日の体力営業時間は終わりました、になる。土下座モード的に「お願いですから、捷運で行こうよ〜。」

 それぞれ勝手に別々にプラプラと歩いていると、広場の中央、中華民国の国旗が立っているところで女の子二人が写真を撮っていたので、自分のカメラを渡して私を撮ってもらった。ちょっと東南アジア風に見えた彼女達だけど中国語を私よりかなり上手に喋っていたので高雄か澎湖島の台湾人かなと思っていた。
中正紀年堂 大きな蒋介石銅像のある本堂にたどり着いたら、彼女達と再会し、みんなで写真の撮りっこをした。お友だちは英語で話しかけ、意外にも彼女はそれに英語で応えていた。聞けば、台湾人じゃなくてインドネシア人とのこと。良く外人だとわかったね、と言うと「見れば分かるよ、どっから見ても台湾人じゃないよ」と。おお、お友だち英語喋れるじゃないかい。私は英語が喋れません。英語を喋る人はちょっとかっちょ良い。
 台湾で見かけるアジア外国人は、日本人か中国人、時々韓国人ぐらいと思っていた私はのほほーんとしているのだろう。以前、台中に短期滞在している時に、やたら体をすりよせてくるナヨナヨしたヤツがいたけど、それは台湾人じゃなくてタイの若者だったのを思い出した。

 中正紀年堂を見終わった後、何事もなくホテルへ戻った。場合によっては、在外国の1分が母国日本の1時間に匹敵するがごとく、最後の最後まで分刻みで見て回りまくる御仁を良く聞くので、最終日の午前中、やはり九份や十分、野柳に行ってみたいと、お友だちが言うのでではないかと内心ハラハラしていたところもあった。
台北駅地下の和風食堂 チェックアウトまで30分ぐらい時間があったのでゆっくりシャワーを浴びることができた。さっぱりして帰国の飛行機に乗れるとはなんて幸せなことだ。わがままを言わなかったお友だちに感謝したい。

 台北駅地下は飲食店街になっていて、何となく和食系のお店に入り、お友だちは良く分からない「唐揚げ丼」を頼み、私は、200元(650円)の江戸前握りを頼んだ。
 外国で江戸前寿司の味云々を強く言うのはワールドワイドの田舎モノだと思う。外国にてなんちゃってにしろ日本食を食べられる機会に恵まれただけでもイエスと仏陀に感謝したいくらいだからだ。
 基本、ワサビと醤油がMade in Japanならパラダイスである。それで言うと、台湾の回転寿司チェーン点「争鮮回転寿司」はご立派と言える。この店のも争鮮回転寿司と同様変わらず美味かったが、わさびはツンという辛さはなく醤油はそれなりに甘く、台湾のカレー同様、小学生向けだった。争鮮回転寿司のはそのままfrom Japanだったけど。

 台湾の駅もバージョンアップして整備されたのだが、台湾鉄道やバスなどの駅があちらこちらにできてそれぞれに東西南北の名称がついて良く分からない状態だ。できれば表に出たくはなくそのまま涼しい地下道でバス停まで行けないものかとインフォメーションのおねーちゃんに聞いたら「市内近郊ですか?それとも遠方とか空港とかへですか?」路線によってバスターミナルが違うことが分かった。
ツインポスト 松山空港じゃなくて桃園空港へ行きたいと言うと、この道をまっすぐ行って突き当たりのエレベーターに乗れば、目の前に建物があります、と言われた。ラッキーだ。

 あまり途中のバス停に停まらない最速の國光バスに乗って一途モモゾノ空港へ。
 着いたら、あれま、斜めになったツインポストのイミテーションのモニュメントが説明プレートと一緒に置いてあった。昨年2015年の夏に大型の台風が台湾に上陸し、その風雨で郵便ポストが斜めになってしまったのだが、その形状が愛くるしくSNSで話題となりまくり、今は隠れた小さな観光名所になっていると聞き及んでいたけど、まさかそのダミーが空港に置いてあるとは知らなんだ。「歪腰郵筒」と言うらしい、日本語なら「ご挨拶ポスト」とかかな。

桃園空港 帰りはジャンボではなく、少し最新のボーイングの飛行機だったが往路同様遅れが出て、飛び立つまで30分ぐらい待たされた。
 のんびりと機内のビデオでもう一度「KANO」でも見ようと思ったが、中華航空なのに何故か「KANO」はもう収録されていない。名作として残してくれても良かったのだが。替わりに「インターステラー」を見たが、ストーリー展開あんまりだ。イマヨンぐらい面白くなかった。

梅雨の台北 | 三峽 | 小籠包 | 紅毛城 | 占い横丁 | 中正紀年堂 | 土産 |