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幼なじみと一緒に/跟童年的朋友一起去
 

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梅雨の台北

 同行者は、中学校以来の幼なじみなので私と同じ正真正銘のおやじである。
 行く理由も単に話をしていたら偶然にというわけだが、おやじ二人が台湾へ行くということは必ずやキーセンツアーを意味していた昔とは違うので、楽しいかどうかは別として少なくとも白い目では見られず気楽にwebやSNSに旅行記等をアップすることができる良い時代になったわけだ。

2016年6月9日〜12日 伊樂園大飯店 32,410円
チャイナエアライン 往路14:30発、復路16:10発

 この期間、東京も台北もずっと雨の予報だったので、諦め気味に100円傘を持ちながら成田の出発ゲートに行ってみたらジャンボが留まっていた。そのお友だち曰く、機体としてのジャンボはもう古く日本の国内線ではもうないとのこと。とすればジャンボに乗るのもこれが最後かもしれない。
 機内は中央4人掛け椅子が殆ど空いていて初めてこんなガラガラな台北便を見た。
 「お食事は一つしかなくなってしまい、すき焼き風豚の焼き肉ご飯だけになりますが宜しいでしょうか」とスチュワーデスが声をかけてきた。「宜しいでしょうか」は「文句を言うな、これを喰え」の丁寧語なので「はい、お願いしま〜ス」。機内食を撮るのはいつもながらに気恥ずかしさがあるのだが、一番の旅の思い出写真だ。
 同じようなこのフリーツアーもLCCを利用すると28,000円ぐらいがある。
 しかしLCCの場合、往復どちらかのフライトタイムが平常時間を越えまくっているのが多く、また機内でビデオが見られない、機内食がない、椅子の座り心地等が悪いなどの我慢の差が5,000円ぐらいになるのだが、誰かと一緒の旅ならやはり機内食ぐらいは欲しいと思う年齢になってしまったようである。

 バス乗り場は税関を出て下に降りたところにあると思っていたがそれは第一ターミナルで、第二のは昔同様税関を出て右に折れ曲がった奥、建物の角に並んでいた(もっと昔は出て左先)。いつもは大有バスに乗って中山で降りるのだが、今回は台北駅まで行くので割高だけど直行気味に早い國光バスに乗った。125元(408円)。

中華航空のジャンボ 往路の機内食 桃園空港第二ターミナルのバス乗り場

 ホテルは以前中国人の紀さんと一緒の時に泊まった捷運西門駅から徒歩10分の伊樂園大飯店(パラダイスホテル)だ。
 西門は台湾の渋谷か原宿と言われるだけあって、若者やその若も向けの店が多く、つまりおやじにはちと似合わない街と言うわけだ。ホテルに着いた初日は遅く8時を回っていたので、いつもの中山にある台南料理の店へ。お友だちは台湾は初めてなので、台湾のパスモ「悠遊カード」を紹介致したく行きは捷運に乗った。
 店に着いたら違う店になっていた。突然閉店や移転してしまったり、他の店になっていたというのは日常チャメシゴトの台湾だ。煮玉子と昆布があったから良いが、缶ビールしか置いていないのは寂しかった。
 雨が降っていたので店の軒下にて一服していてふと横を見たら、なんといつもの店「程家」があった。雨の降る夜に来たので見落としてしまっていたようだ、いや、賑やかな店頭の看板等がなくなっていたからだ。店長、電気代の節約か。気まずいところにその店長に見つかってしまって
 「あれ、久しぶりだねぇ〜、3年振りかな・・。」
 「店の雰囲気変わった?店を間違えて隣に入ってしまったぁ、ごめん〜。」
 ・・・なんで私が謝るのだろうか。

台湾ビール 「程家」の隣の店 「程家」の隣の店

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