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幼なじみと一緒に/跟童年的朋友一起去
 

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占い横丁

行天宮 お友だちが唐突に「占い横丁に行こうよ。龍山寺に台湾の母とかがいて結構当たるらしい。」台湾の母・・どっかで聞いたことある名前だけど、占いなら龍山寺じゃなくて行天宮じゃない、「地球の歩き方」に載っていない?
行天宮 はるか30年ぐらい前に行って占ってもらったことがある。占い横丁と言っても行天宮のある大きな交差点の地下通路に占い屋が数軒並んでいるコーナーだ。この時は、男の占い師で、今のまままでも良いが少し悪いところがある。それにはその占い事を書いた紙を燃やさなければならず、その為に追加占い料が必要だ、と言われ、その場で辞した記憶がある。燃やす、と言っていたので、最古の占い、亀甲占いだったのかもしれない。

 その占い横丁に行くのなら、まずは行天宮でお参りしていこうよ。
 台北の龍山寺は福建省の龍山寺から分霊し媽祖を崇めて云々、龍山寺は台南や鹿港にもあったりもするが、いずれも媽祖なので似ているところがあるのだが、行天宮は微妙に外観等が違っていていわゆる宗派が違うのだろうか。大きな赤い扉があったり、その前ではお経を読む専用台があったりし、ビジュアル的に行天宮の方が好みだったりもする。

占い横丁  占い横丁  占い横丁

 交差点地下通路には、なんと看板が出ていた。占いって「算命」と思っていたら台湾では「命理」と言うらしい、ふ〜ん。
 地下通路にはブースを張り出して小さな占い屋が立ち並んでいる。地下通路は公共の場所だ。かつ入口には大きな看板も立てかけていて、日本ならすぐさま強制撤去になるのだが、台湾テイストと言おうか、おおらかで人のぬくもりを感じる。その前に、還暦をもうじき迎える私達、何を占うというのだ。何時死ぬか、何で死ぬかぐらいだと思うのだが。
 「地球の歩き方」には四柱推命は300元(1,000円)〜600元(2,000円)となっていたが、改めて値段を聞くと、金運や恋愛、仕事などの5つの項目を選ぶ300元コースがなんと150元(500円)と言う。理由を聞いたら、これは日本人とかだけで、わざわざ飛行機に乗ってここまで来てくれたことへの割引料金らしい。それじゃ私も占ってもらわなければならないぞ。もちろん、私やカミさんのではなく娘のだ。
 お友だちは日本語のできる占い師で、彼の娘のではなくやはり自分のを占ってもらっていた。私の占い師は日本語ができないので通訳がいたが料金は変わらなかった。「地球の歩き方」には通訳がいるとプラス幾らとか記してあったが。

 四柱推命は誕生日と生まれた時間だ、と言っていた。
 占い師は目の前の小さなボードを見ている。覗き込んでみるとそれはiPadで、なんと四柱推命のアプリを見ている。おい、これなら私だってできるぞ・・・ま、占いは雰囲気も大事だ。占い師の言ったことを通訳の人が日本語で説明してくれ、それをピンクの紙に一つ一つ記してくれている。最後は、そのピンクの紙を赤い袋に入れてくれるのだが、宿に戻って見てみれば、娘の誕生日の日付が13日ではなく3日になっていた。占い師には13日と記したメモを渡したのだけど通訳が単に書き間違えたのか。でも不安だ、次回もう一度占い横丁に再来せねばならなくなった、ような気がしてきた。うーむ。

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