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台湾旅行/台灣旅行
 

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自強号

花蓮夜市 花漣は20年振りである。その時泊まった駅前の旅館も健在でちゃんとあった。
 遊び過ぎて帰りの自強号(特急)に乗り遅れてしまったので、飛行機で台北松山空港に戻った記憶がある。当時4,000円ぐらいだったかな。
 泊まったホテルは、駅から歩いて30分ぐらいで繁華街近くの統帥大飯店。今回の旅行で泊まった中では一番庶民的なホテルで、台北大欣ホテルと同じぐらいだ。
 近くに夜市があるというので行ってみたら、新しく作った夜市エリアで道や建物が目新しい。売っているものは従来のものばかりで変わらなかったけど。

 毎日の出発時間は早く、夏休みの早朝ラジオ体操があれば皆勤賞を貰えるぐらいの7時半とかだ。そして、この花漣泊の翌朝は一番早く、なんと6:50出発。農家みたいな時間だ。
 いきなり車内にて二度寝してしまった。爆睡の中、初めてタロコ渓谷に行った。とは言っても時間の関係から渓谷の入口風の「長春祠」というところまでだ。
 自然豊かな景色は美しく、空気も乾燥していて気持良い。何処かしら北海道の層雲峡か山梨の昇仙峡を彷彿させるので、改めてもう一度行くか、というと微妙なのだけど、奥まで行っていないので帰国後、サイト等での再チェックが必要だ。
 この後、渓谷を降りたところの大理石工場&物産売り場へ行く。確かに大理石の置物などは美しく欲しいと思うのだが、これからスーツケースと共に列車に乗らなければならず、誰もが重たい土産を買うのを躊躇していた。少なくともその日に泊まる台北のホテルにその翌朝まで届けてくれるサービスとかがないと難しく、見学コースの順番を間違えていると思った。猫ぐらいの大きさの大理石の置き物なんて誰が買うのだろうか。

タロコ渓谷(太魯閣溪谷)タロコ渓谷(太魯閣溪谷)花蓮駅
 普通なら列車なんぞに乗り換えず、そのまま花漣から次へ行く九份等にバスで行けば良いのだが、やはりバス運行規定エリアとかがあるのだろう。高雄から乗ってきたバスとはここ花漣でお別れだ。
 しかし、団体ツアーにおいて鉄道の特急列車(自強号)に乗って、かつ台湾名物駅弁「排骨弁当(カルビ弁当)」を車内で食べるというのは貴重な体験だと思う。台湾新幹線に乗るのはいくらでもあると思うが、在来線の特急列車というのがミソ。

 ホームに上がったらもう列車は到着していたが、新型車両の自強号を初めて見た。
 クリーム地に赤のポイントが入っていて、流線型ではあるがどこかしら丸みを帯びているのがとても可愛いくてお洒落だ。ただ台湾鉄道のイメージカラーはオレンジだと思っていたけど、赤になっていたのはイメチェンか。エセ鉄ちゃんになってバシバシ写真を捕ってしまった。
 あれ、排骨弁当、いつの間にか300円(80元)になっている・・確か220円(60元)だったと思ったけど勘違いか。ただ、米が美味くなったような気がする。以前は微妙に水っぽくべちゃべちゃ感があったけど、今回のは冷めてはいたけどふっくらと炊けた感が残っていた。コンビニ弁当のような訳の分からない幾つかの日本の駅弁よりもよっぽどマシで、食材品質とバランスから言っても台湾の駅弁レベルはかなり高い。

新自強號新自強號新自強號
 
新自強號排骨飯便當排骨飯便當
九份 いつも瑞芳駅からの路線バスで行っていたので分からなかったけれど、九份までの山道は狭く、ちょっと前に観光バスとかが事故を起こしたらしく、路線バス以外の観光バス等は入口からちょっと登ったところにある広場に駐車し、そこから路線バスに乗り換えて行かなければならなくなったようだ。前回路線バスで来た時、見たことない広場に停まって、なんだろう?と思っていた疑問がここで晴れた。
 前回は一番混むだろう日曜日で、細い九份の小道は、小さなライブハウス盛り上がり状態同様の密集度で中国語なら「擠得水泄不通」だ。二度とこんな日には来ないぞ、と思っていたら今回その二度目だった。ただ混んではいたが前回ほどではなく、むしろ空いている風な混雑度であった。もっとも見学時間はたったの1時間なので、この混雑度において九份のメイン的な坂を下ったところの小広場までは到底無理である。初めて九份に来た今回のツアー参加者がいたら嘆いたであろう、いや、その小広場への坂を下らずにちょっと行ったところの見晴らしの良い場所なども行っていない訳だから、単純に台湾のアメ横と思ってしまったかもしれない。

 九份の後はバスで台湾に戻り故宮博物館を見学し、その後、茶屋でのショッピングもあったので花漣のタロコ渓谷からの行程を考えればタイト過ぎるスケジュールである。故宮博物館の見学時間はさすがに90分あった。しかし、白菜と豚の角煮を見たら60分を越え、土産コーナーで物色していたらあっと言う間に90分が経ってしまった。
金品茶楼 夕食は、ツアー中一番のそれなりにちゃんとした「金品茶楼」と云う小籠包の中華レストランだった。
 ガイド曰く、「鼎泰豊」は一番人気があり小籠包などが美味しいけど、どことなく落ち着かず、ガイド仲間でのベスト3を挙げれば、3位はその「鼎泰豊」で、この「金品茶楼」はベスト1か2だ、と言っていた。
 「鼎泰豊」の姉妹店「京鼎楼」で以前食べたけど、「京鼎楼」がプレーンな味なら、「金品茶楼」は個性ある味で、甲乙つけがたい感じだった。
 林森北路道路と交差する長春路を左に行けば「金品茶楼」、右に行けば「京鼎楼」、次回はどちらに行こうか、と嬉しい悩みかもしれない。

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