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高雄
嘉義以南は行った事がなかったので、台南もしかり高雄も初めてである。
今回は名所観光が目的ではなく、台湾を一周することなので、いずれの見学時間やその場所などは、ささっと見る感じで中国語なら「走馬觀花」である。
ガイドブックなどで良く見かける蓮池潭へ行ったが、張りぼて風の龍と虎の入口があって龍から入って虎から出ないとダメだとか云々で何処かしら子供だまし的な観があり、雰囲気としては昭和テイストの横浜マリンタワーか京都タワーかな。
これなら、打狗英国領事館文化園区とかの方が良いと思うのだが、時間とかの関係があったのかもしれない。諦めて蓮池潭の入口まで来て引き返し、その反対側にある啟明堂という廟(寺)の前の土産物屋台を冷やかしていた。
その後に行った丘の上にある「情人観景台」という所は、高雄市街が一望できて素晴らしいところだった。
LOVEの文字のモニュメントがあって、夜はアベック(死語?)が集まりここで写真を撮るらしい。予定より早く着いたのと夕食の時間調整の為か休憩時間が40分。初めてのんびりゆっくりすることができた。
40分に1本、高尾駅からの巡回バスもあるので個人旅行でも来ることができるようだ。
圓山ホテルって、台北にあって、かの蒋介石が作ったホテルとかで有名だが、これが高雄にもあることを初めて知った。
初めてツアーなるものに参加したのは、この叔父に騙され、いや誘われて行った「由緒ある北京ホテル宿泊ツアー」だったが、団体専用風の別館なるものに泊まらせられ団体専用の隅っこのスペースで朝食を取らされ、日本の帝国ホテルのロビーの角っこで仕出し弁当を食べるような雰囲気があった。しかし、こちら台湾の圓山ホテルにはそんなまやかしはなくガツンと本館宿泊である。
部屋に向かうべくエレベーターを降りて、まずびっくりした。
やたら廊下が広くどっから見ても二車線ぐらいの道路の広さがあり、世田谷密集地帯の小道よりも広く、私の人生の中では初めて見る、だだっ広いホテルの廊下だった。
部屋も半端なく広過ぎていて、私のスタンダードホテルである東横インの一番小さなシングルルームの4倍、または小さ目の小学校の教室ぐらいはあり、ベッドもセミダブル×2ぐらいはあり、どうやって寝たら良いのか心配になった。
各部屋には専用テラスがあり、取り敢えずは屋外なのでそこでタバコが吸える。こんなホテルならチェックアウトぎりぎりまでいたいのだけど、非情なガイドは「明日は7:45出発なので、それまでに朝食とかを済ませておいてください〜」。
朝食には、格調高い「エッグマン」がいて、目玉焼きをその場で作ってくれた。
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