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映画『KANO』

 在台湾友人のはんちゃん情報では、JALでやっていたと言っていたので、当然中華航空でもやるでしょう、と期待していたら果たしてやっていたのが映画『KANO』。
 180分とあったけど、途中の機長からのアナウンスで「当機は3時間10分のフライトで・・」と言っていたので、往路抱き合わせで見られれば良いと思っていた。
 「シートベルトをハズしても良いよ〜」というサインを待ってスイッチオン。
 飛行機がガガガガーッと桃園空港に着陸して空港に向かうところで映画が終わった。あれ、180分も見ていたのか?という感じ。フライト予定時間と上映時間が合わないような気がするけど、ま、いいか。

 はんちゃんの奥方、葉ちゃんが「日本でもヒットするかな〜」と言っていたけど、結構微妙かなぁ。
 分かりやすいストーリーだけど、決してお涙頂戴風にはなっておらず最後まで客観的風に淡々と物語は展開していて、この映画はこう見るのだよ、ではなく、こういうことが歴史的にちょっとあったので観後の印象はそれぞれです、みたいな感じでなかなかリアリズムな映画であった。
 何処かしら台湾に興味があったりすればより面白いのだけど、そうでないと見間違えてしまうかも、なんて心配する中、日本でもヒットすることを願った。

 この映画の面白さの一つに、背景が日本が台湾を統治していた時代なのでセリフは台湾からすれば外国語の日本語になっているところだ。で、台湾人同士が喋るのは中国語ではなく台湾語。よって、スーパーは中国語と英語。
 そして幾人かの日本人以外の野球部員は、慣れない日本語を喋っている。これは役柄として難しいでしょう。流ちょうな日本語ならまだしも、いかにも日本語が上手くないという喋りの演技というのはいぶし銀である。
 一つひっかかったのは「スライダー」と言っていたことだけど、この時代(戦前)ではスライダーではなく、たとえばドロップとか他の野球用語があったような記憶があるが、これは詰まらない突っ込みであり、見ていて全然違和感がなかった。

 映画『KANO』しかし機内はどことなく騒音があって聞こえないセリフがあったり、窓の反射で映像が良く見えない時もあった。しかしモロチンじゃなかった、もちろん映画も機内食もないLCCからすればパラダイスの中のパラダイスだ。往路の機内はどうしようか、もう一回「KANO」を見ようか、それとも他のを見ようか、というのも、もちろん贅沢な悩みである。ただ実際の復路では2時間半のフライトなので『KANO』は無理。ある意味、DVDでじっくり何回もチェックしながら見ると、マニアック的により楽しく見ることができる映画かもしれない。
 このDVDは、いつかは忘れたけど、高雄辺りで買ってきたような記憶がある。価格も忘れた。
 映画の内容から、日本人にとっては吹き替えとかは不要なので、ついそのまま自宅のマックで見まくっていれば、リージョンコードに引っかかって、Mac Proの内蔵ドライブは、台湾や香港、韓国などを含む東アジア辺りのリージョンコード2専用となってしまった。

 叔父は早起きもあり、ワインを飲んでグースカ。

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