シエンダン
台湾では、山水閣大飯店というホテルに泊まったのだけど、今までのツアーで泊まったホテルでは一番良かった。
今までのは、窓がなかった、窓はあっても牢屋のような小さな窓が1つだけ、窓があっても目の前には隣のビルの壁があったとかetc。
小さいホテルだが改装したのだろうロビーやレストラン、部屋などが綺麗で、少なくとツアーご用達風の安普請さがなくスタッフもパリッとしたスーツを着ていた。
朝食バイキングもこのタイプ(1泊7,500円)では初めて生野菜サラダとポテトサラダを見た。台湾や中国はあまり生野菜とかを食べないので、コンビニのパックサラダぐらいしか見かけないのだ。
粥やパン、そしてご飯もありなかなか素晴らしく、叔父は毎朝沢山食べ満足そうに食後のコーヒーを飲んでいた。
ただ、タマゴ料理だけが出てこなかった。カミさんにそのことを言うと「そりゃ、ケンちゃんにとっては致命的だったねぇ」、さすが夫婦、良く分かっているなぁ。
海外での朝食では、タマゴやハム、ソーセージぐらいはいつも食べたい。自分でも面倒くさいヤツだな、とは思うのだけど、これはしょうがない、仕事ではなくプライベートなのでわがままを通したくなる。もっともバロット(フィリピンのふ化寸前のゆで卵)はごめんだけど。
スペインの時にはラテン流のコーヒーとパンのみなので、さすがに困って調理場へ行って特別に注文したりしていたが、台湾や中国での今までのホテル朝食では、必ず目玉焼きかスクランブルエッグ、またはベーコンやハムなどが出てきた。
しかし今回の山水閣ではとうとう出なかった。外に出て朝食屋台とかを探すも、全然近くには見当たらない(涙)。
タマゴ禁断症状の中、小さな商店街の乾物屋にてシエンダン(鹹蛋)を見つけた。
コンビニで売っている味付きゆで卵だけど、こちら台湾のはとても塩からい。かぶりつくともっと塩からい。ちびりながら粥で食べるのが美味である。
1つ7元(25円)。1つ買ってその場で殻をむいて食べると口の中に塩分とともにタマゴの香りが広がりとっても美味い〜!
このシエンダンと台湾の煮玉子のルーダン(滷蛋/魯蛋)は大好きなのだけど、台湾のコンビニに行くと必ず店頭から独特の臭いを充満させている茶蛋(チャーダン)は、いまだもって苦手である。慣れないなぁ、これは。
添付の写真は、シエンダンである。
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