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老街
翌日は、台北在住の友人はんちゃんの車に乗って古い町並みを観光した。大渓と三峡だ。
大渓は6年振りだ。と言っても老街なので何も変わってはおらず、ちょこっとお店が変わったぐらいだ。昼は、油飯(中華おこわ)と乾麺をみんなで食べる。
歴史的には、日本統治時代の日本企業の名前が刻印された建物がある大渓の方に分がありそうな気がするが、ビジュアル的にはダントツに三峡の方がインパクトがある。赤レンガを基調とし、アーチ型の小さな回廊が時代を感じさせる。
初めて三峡を訪れた時にふと立ち寄ったハンコも売っている万屋は、相変わらず日本語が流暢なおばちゃんが経営していた。それから三峡を訪れる時には必ず寄ってはいるのだが、おばちゃんは写真を撮る時には必ずファッションサングラスをかけてポーズを撮る。叔父は咽が渇いたとかで缶ビールを買って飲んだ。
そのお店の前には必ず自転車売りの蔥餅(葱のお好み焼き)があったのだが今回はいなかった。残念である。
叔父とは2010年を皮切りに毎年のように一緒に海外へ行っている。北京、大連、台湾等、今回で4回目だ。
近場とは言え、加齢と共にだんだんと海外旅行が大変になってくるのでいつまで一緒に行けるのか。「冥土の土産として、また行きましょう」と言うとヤバいので、いつも「冥土の土産一歩手前で、また行きましょう」と言っている。
それでもさすがに80歳になると、それも厳しくなってくる。たまに元気すぎる80歳を見かけるが、それは例外中の例外で、たいていは国内旅行の1泊2日だって大変なのが殆どかもしれない。
とすれば、次回の台湾旅行が本当の一歩手前になるかもしれない。
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