金色の砂浜に落ちる影 青いフロアに落ちる影 白い月光の道に落ちる影 私は自分の存在を意識する 光の障害としての存在を
ある日私はいなくなる テーブルの上に忘れられた 方解石のプリズムを通って 七色の光がテーブルクロスに落ちる 私はそれを見ている 私の魂が 紫の波長のなかに溶けてゆく