渡小月
翌日、春陽部落へ向かう。
チョッキを作ってくれた民族芸能伝承者の正愛花さんのところへ行って、ちゃんとチョッキを着て来たよ、と見せに行く。
しかし先に同じく民族芸能伝承者の張ママのところへ行くことになり、さすがに張ママが作ったのではないチョッキを着るのははばかれるので脱いで車に置いてから再会した。
その後、正さんのところへ行ってお茶を飲んだり話をしているうちに、もう一つチョッキを頼むことになった。最初に作ったのはやや厚めなので今回のはちょっと薄目のやつ。
さすがに今回はできあがりをまた取りに来るのは難しいので、台北のはんちゃんのところへ送ってもらい、そこからはんちゃんが日本へ郵送、ということにしてもらった。
以前泊まった美燕坊ホテルに立ち寄ってみれば、オーナーの娘さんが店番をしていたのでご挨拶。
街の一番上にある春陽小学校に行けば、誰もいない校庭の先に青い空が広がっていて、のどかで静かな風景があった。
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