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和平島公園
 

2枚目のチョッキ
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金爪石

 台北在住の友人はんちゃんの車で九份村の先にある「金爪石」という昔の金山坑を観光名所にしたところへ行ってみた。日本語だと何と読むのだろう、「キンツメイシ」?

 新たに作った警察署やお土産売り場も、その昔の金山坑の雰囲気を損なわないように作られていて日光江戸村風っぽくて、なかなか良いところだ。
 小さい資料館があって、入場料が300円(100元)・・・えええ、100元だって?ボッタクリだよ、これは。
 良く見たらその奥にずっと見学コースが続いていて、あ、これは安い!と思って入る。

金爪石 金爪石 金爪石

 「日治時代」と記されていて、日本の明治時代と思ったら、日本の統治時代の意味で、当時(60年くらい前)の機械が展示されている。「日立」などと記されているのもあって、おお!!
 記念館を抜けるとヘルメットを渡されて、当時の坑道に入る。
 坑道内はちょうど今年の夏に行った伊豆土肥の金山資料館と同じ。土肥は江戸時代、こちらは昭和。日本人は昔から掘るのが好きだったんだなぁ。
 坑道内のディスプレーは土肥もこの金爪石も同じだけど、金爪石は説明書きが少なくて、置かれている人形と復刻された人夫用の注意書きだけを見て想像するしかないのが寂しく、その点、入場料が800円もした土肥の方がより詳しく説明されていた。

金爪石 金爪石 金爪石

 金爪石で一番見物客が多かったのが「四連棟」で、日本語なら四軒長屋なのだけど、長屋からのイメージとはほど遠く家が4つ繋がった立派な日本家屋。当時の日本人職員住宅のようだ。
 狭いので人数制限があり1度に20人かな、それでみんな並んでいる。当時の食卓や調度品などが展示されていて、まさに昭和。

 基本的に瑞芳駅からの九份村行きバスは、たいてい金爪石行きなので、金爪石を見てから九份へ、というのがお得なコースだと思った。
 九份から金爪石まで徒歩だと30分ぐらい。
 帰りがけ九份村に寄ってみる。

金爪石 金爪石 金爪石

 15年くらい前から何回か九份へは来ているけど、変わってしまったね!などと似非常連風な思いはなく、確かに観光地化してゆく九份だけど、それはそれでなんか応援したくなるな、と思わせるのは、新しい店の大半がカルチャーテイストを持っているからだ。
 昔からあるチープフルな土産屋はそれはそれで貴重だけど、工芸やアートなお店工房が多くなっていて九份村の新しい文化として拡張し続けている。

 九份では1軒しかないだろう楊桃汁のある毎度のお店で2杯飲む。なんでみんなこれが美味しくないと思うのだろうか?
 台湾人だってそれほど好んで飲まないようだ、というのは、淡水のお店では「古味楊桃汁」と記されていて、日本でいうと「ラムネ」とか「三矢サイダー」または「プラッシー」みたいな感じか?
 甘酸っぱいジュースで美味いと思うのだけどね。


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