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二二八事件

國軍歷史文物館 市内観光をしようと思い、剥皮寮の後、地図を見ながらテクテクと台湾国軍が運営する博物館に行った。
 途中で地元らしい人に道を聞く「軍事博物館はどこですか?」
 「ええ?この辺にはそんな博物館はないよ」
 おかしいな、いくらなんでもこのくらいの中国語はちゃんと言えるようになったんだけどな?
 別の人に聞いたら「そりゃ、国軍歴史文物館だね。この先の信号を右折したらすぐあるよ」。

 台湾のこういうところには必ず日本語のパンフレットとかがあるのから嬉しい。
 各階のコーナーごとにあるスタンプを集めると台湾国軍宣伝DVDが貰える。私は外人だったからか入り口の軍服を着た職員にもらった。
 現在の国軍の紹介の他に、台湾中華民国の歴史コーナーも充実していた。日本ではこの辺を知る機会が少なく、台湾を通して昔に日本への理解を深める良い機会になった。

 思いっきり南京大虐殺の題材証拠にされそうな、「南京の役殺107人」と柄に刻まれた日本軍の軍刀が展示してあった。
 デッチアゲだ、との反論もあるが、本当だとしても何故人数も刻印してしまったのだろうか?つまりこの軍人はそれ以降この軍刀で切らなかった、ということ?また、他国の戦地にて設備も不十分なところで、一本の刀で100人も斬首できるのだろうか?刃こぼれがひどいだろう。こちらの方がとても疑問だった。

 「JTB」の国軍歴史文物館
 日曜日定休、入場無料、9時から〜17時、ただしもらったDVDは16時までと記されていた。どっちだ?
 捷運西門駅、または小南門駅から徒歩数分。

 その後、またテクテク歩いて捷運小南門を通り過ぎて、国立歴史博物館に向かう。
 入場料90円(30元)。大書道家と絵画の展示がしてあって「これ、歴史?」。早々に辞して戻ろうとした道路の斜め反対側に「二二八国家記念館」の垂れ幕。あれ、いつからこんなのができたんだ?全然知らなかった。

二二八国家記念館 昔の貴賓館みたいな立派な建物だ。
 入ってみると入場料無料、ちゃんと日本語パンフレットもある。思わず職員に
 「ここ、いつできたんですか?」
 「今年になってからです」
 「え、じゃ二二八公園の方はどうなったのですか?」
 「ちゃんとありますよ」
 「昨年、2回も立ち寄ったのだけどいずれも工事中でしたよ〜」
 「工事は終わり、入れますよ」

二二八記念館 二二八事件についてはサイトで検索すれば沢山出てくるのでここでは詳細割愛するけれど、哀しい台湾の事件である。
 2月28日に起こった事件を契機に台湾全土に白日テロが始まり、1987年の戒厳令が解かれるまで、この事件は明るみにでなかった、らしい。
 私も最近になって知って興味を持ち「霧社事件」同様、機会があれば関連資料などを読んだりしている。

 二二八事件の映画も上映されていて、中国語が分からなくてもパンフレットを読んでから見るとだいたい理解できてしまう良くできた再現映像風ドキュメント映画だった。
 少しでも二二八事件に興味があるのなら是非訪れて欲しい場所だ。
 月曜休館、10時〜17時、台北市南海路54号  

 ここを見たのなら二二八公園の方を見なくても良いかな。でも3度目の正直でテクテク歩いた。
 ちょっと前までは新台湾公園という名所で、夜になるとゴハッテン場所としても有名だったらしいけど、90年代に二二八公園と名称変更になったようだ。
 外観は以前と変わらないけど、中はかなりモダンでファッショナブルな内装展示になっていた。
 「二二八記念館」 入場料60円(20元)、月曜休館、10時〜17時、二二八和平公園内
 どうやら博物館とかはたいてい月曜日が休みのようだ。
 二二八国家記念館は、また次回訪れてみたいと思っている。


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