宜蘭
台北在住の友人の車で宜蘭市へ。
20kmぐらいあるトンネルが出来たので、特急列車と同じ1時間半ぐらいで宜蘭市にゆけるようになった、らしい。
取り敢えず宜蘭駅に行ってみる。
雰囲気のあるレンガ造りの駅舎だ。敷地自体は広いのだが改修中の店舗が多く、これから賑やかになってゆくのだろう。
ちょうど昼時だったので大好きな排骨飯駅弁(カルビ弁当)を食べようと思ったのだが駅舎には駅弁屋さんはなくコンビニしかなかったので別を探す。
ふと見つけたのが「三番街 牛排快餐」というステーキハウス。
ポタージュとライス、紅茶が付いて230円(80元)。さすがに焼き方は分からないので通訳してもらったらレア〜ウエルダンは「分」で表し、2分〜8分とか。
ライスが来ないよ、と聞いたらスパゲッティがライス代わり、とのこと。改めてライスをもらったがこれは無料だった。
胡椒がやや台湾風なところもあるが、230円にしては思いっきり美味い台湾のステーキだ。
台湾のアイスティはどこで飲んでも砂糖が入っている。慣れさせられたけど。
羅東夜市
台湾、どこに行ってもあるのが夜市。
屋台とかが建ち並び、人々が繰り出しては食べ物や日用雑貨、飲み物などを買ったり食べたりしてブラブラするのが台湾の夜の楽しみの一つだ。
羅東は宜蘭の南にある街で、ここの夜市は台湾でも有名、とのこと。
小雨がパラパラと降っていたので人出も少なかったけど、「当帰羊スープ(當歸羊肉湯)」が有名とのことで、確かにそのお店だけが異様に目立って大混雑していた。
食べてみたけど、外人の私には何故にしてこれが美味いのかが分からなかった。
日本の市もそうだけど、台湾夜市もどこに行っても同じような感じだ。
ただ、それに接した小売り商店街なども開いているので、それらにいろいろな発見があったりして面白いかも。
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鵞鳥の丸ごと薫製 |
天使の売り子のおねーちゃん |
バカデカい酢イカ? |
腹が減ったので食堂に入って、昼間に食べ損なった排骨飯定食を食べる。170円(60元)。
その場で揚げてくれるので香ばしさとパリパリ感があって非常に美味い。
「おねーちゃん、台湾ビールちょうだい」
「ないです・・」
台湾にいるのを忘れていた。何よりもその店にビールが置いてあるかどうかをチェックしてから入るのが酒好き外国人旅行者の鉄則だ。
印鑑などを売っている小物店に入ったらランニング姿のおじちゃんが日本語で話しかけてくる。80才ぐらだったかな、お元気そうで何よりだ。
手ぶらじゃ悪いので何か買ってゆこうかと思っても取り立てて欲しい物がなく、やっと見つけたのが40cmぐらいの細長い竹製物差し。
背中を掻く時に便利そうだ。45円(15元)。よく見たら「日本尺」と記されていた。いつのだよ、これ?
さすがに酒が恋しくなり、探すのは店内のショーケースのビール。
ようやく一軒探し当てたのは、ガチョウのお店。冷えた台湾ビールは美味い!ショウガや香葉と一緒に食べる茹でたガチョウの肉は最高に美味い、台湾に来たという感じがした。
龍城大旅社
同行の友人が探してくれたのだが、ちょうど羅東夜市に隣接してある龍城ホテル。
龍城大旅社:宜蘭市羅東鎮公園路96號 03-9545100
「旅社」というのもホテルや旅館の意味のようだ。
部屋の綺麗さで言えば、日本の地方都市の激安ビジネスホテル風旅館と同だけど、ちゃんとタオルやサニタニーグッツが常備され、かつ無線LANもついて2,300円(800元)は安い。
風呂は懐かしいタイル張りなんだけど浴槽がすり鉢型になっているので立つ事ができない。どういう理由でこういう形状にしたのかが不思議だ。
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無線LANと窓があるのが嬉しい |
どのホテルも枕が2つあるのが不思議だ |
浴槽が平面じゃないから立てない |
羅東林業文化園
 台湾の三大ローカル線というのは、内湾線、集集線、平溪らしい。
でも、これに羅東森林鉄道を加えないと台湾ローカル線踏破にはならないと、どこかのブログに書いてあった。へぇ、そうなんだ。ただ現在はほんの一部の区間しか走っていないそうだ。
日本統治時代に作られたその森林鉄道を含めたこのエリアの林業歴史博物館と自然公園が一緒になったのが「林業文化園」。
公園のところどころには当時のSLが飾られていたり、当時を復元した駅舎や生活家屋などがあり、当然それは昔の日本人の記録も含まれ、かつそれが反日ではなく客観的に説明されているところが、日本人として興味深かった。
「台北ナビ」の羅東林業文化園区
「みんなの台湾修学旅行ナビ」の羅東林業文化園区
羅東国立伝統芸術センター
簡単に言うと、台湾の伝統芸術や工芸に触れ、それらの雰囲気を味わいながら楽しく過ごすテーマスペース。
以下に記した日本語サイトに詳細があるが、何よりも驚いたのが、まるで三峡に来たようなレンガ造りの老街があった。もちろん三峡のようなリアリティさがないところもあるが、私のような外見重視の軽薄旅行者には取り立てて違和感がない。
また、施設内レストランは、ありがちのマズくて高い!ではなく、台湾人からすればやや割高だけど、400円でこのボリュームは今まで見た事なかった。日本じゃこの価格では食べられません。
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ボリュームたっぷり400円(140元) |
清時代の家屋を移築 |
初めて京劇を見た |
例えば、駅弁を買って台北駅8時45分の特急に乗れば、羅東に10時20分に着く。
駅からタクシーに乗れば、11時前には着く。6時間ぐらい遊んで帰りはタクシーを呼んで貰う。
羅東発5時40分に乗れば台北駅には19時半に着く。
台北からでも一日観光として十二分に可能な所だ。
「Taiwan」の国立伝統芸術センター
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