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スペインの結婚式
日替わり価格の航空運賃7 - 2

 2004年10月、結婚式に招待されたのでスペインのグァディックスに行ってきた。
 招待と言っても単に招待状を事前にもらっただけで航空券が同封されているということはなかった。
 スペインの結婚式は今回2度目だが、いずれもグァディックス町の同じ家族のだから、その印象は外国人が名古屋の結婚式だけに出席して「これが日本の結婚式だ!」と思い込むのと似たような可能性はあるかもしれない。

 時期早く結婚式出席の打診があったので7月にエールフランスのサイトでチェックしたら、140,000円。
 KLMやブリティッシュからすればやや高目だけど、これらはマドリッドまでで、行くのはアンダルシアのみという場合、往復マドリッド泊を余儀なくされ、短期日程からすれば不利である。
 またそれらの航空会社でも、マドリッド→マラガ便を追加したら値段も上がるし乗り換えが増えて面倒だ。そういう意味で、パリからマラガまでの直行便があるエラーフランスはなかなか便利である。おまけに夜行便なので仕事を終えても成田に間に合うという優れもモノ。
 パリのシャルルドゴール空港、そしてデンマークのコペンハーゲン空港は好きだ。
 何故なら税関を出たらすぐ灰皿があるからだ。通路のあちらこちらにもある。禁煙を強いられながら狭い椅子に座らされる長時間飛行の後、エコノミー症候群になりかけの時に見える灰皿は、幻の小林ひとみノーカットビデオを入手した喜びと等しい。
 ブリティッシュのヒースロー空港は喫煙者にとって最悪だ。
 あと1m移動したら空港エリア外という僻地に唯一小さな隔離専用喫煙室があるだけで、歩かされること30分以上。入ってみると世界のあらゆる人種が集まっている密封状態なので狭い部屋は慢性濃霧注意報状態で、灰皿の所在も見失ってしまうくらいだ。エコノミー症候群ならずスモーカー症候群。喫煙者の健康への配慮はどうでも良いということか。
 言葉は通じないが世界中の反逆者達が集まっているのでアイコンタクトにて親近感を覚える副次的効果はある。

 どこぞのある日本人カップルが秋に新婚旅行でマラガへ行き、現地での記念スナップ撮影をスペイン人カメラマンではなく日本人に頼みたい、というのが懇意にしている旅行代理店に打診があった。スペイン人は写真が下手だというところからみたいで、納得。
 ちょうど時期が10月上旬とのことで、私に白羽の矢が立った。グッドタイミングじゃないか(笑顔)。
 細かい日程は後日打ち合わせということで、8月が過ぎたある日、何気なくエアフラサイトでチェックを入れたら、190,000円?!・・・・・「なんじゃ、こりゃぁ?」
 ビジネスクラスの予約をチェックしてしまったのかなと思ったが、ちゃんとした格安値段だった。どうなっているんだ?140,000円は何処ですかぁ?慌てて旅行会社に電話した。
 「夏休みでもない9月下旬出発がなんで、190,000円なの?」
 「9月下旬と10月上旬の祭日に合わせて遅い夏休みを取って、この時期、みなさん、ヨーロッパに出かけるのですよ。」
 「ハワイとかアメリカ、オーストラリアとかじゃないの?」
 「そういう場所は、もっと別な短い休みの時に行くみたいですねぇ。」
 年に2回も海外旅行に行くなんて、金満ニッポンだ!
 仕方がないからその新婚カップルからたっぷり撮影代をもらおうっと思っていたら、続発するテロに怖じ気づいたのか、日本男児、大和撫子何処行く風でマラガ行き自体がキャンセルとなり、まさに泣きっ面に蜂のドツボ〜(涙)。
 仕事がらみで予約を待ったおかげで140,000円は消え、プラス50,000円加算しなければならなくなったと思ったら、仕事がキャンセル。最初からつまずき続きの今回のスペイン行き、落ちるってぇことないよね、エアフラ?


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