かのホァキンの長男、通称、キートがやっとやっと結婚した。
　やっと、と言うのは、10年くらい前の新婚旅行で行った時には、もう付き合っていた彼女とだからだ。足掛け15年くらいなのだろうか。
 「良く保ったなぁ」というのが実感だが、長い付き合いの末に結婚した夫婦は仲が良い傾向があるような気がしないでもない。何故なら、それなりの年齢での長い付き合いは慣れとマンネリを量産し、たいていが分かれてしまうからだ。

　会う友人達が「うちの娘の結婚式の時には必ず呼ぶから来てね」と言われまくるのだが、賭けても良いけど航空券なんぞは送ってこないのだ。

　この結婚式に際し、クエバも撮ろうとFUJICA G690を2台持ってきた。サブで135はライカR6。
　ライカRはもう20年くらい愛用しているが、初めてネガカラーで撮った。おおお、それが結構、意味もなく感動した。因にポジもまだ詰めたことがない。
　ブライダルカメラマンがいたので、撮影の合間に話しかけ、お互いの国の写真事情などの情報交換をして有意義だった。
　135も使うが、メインは645。「デジタルは便利だけど色がねぇ？」となかなか硬派なカメラマンだった。