『Time To Time 1993-1995』をお届けします。
前回の「1989-1991」ヴァージョンから4年経っており、1992年が抜けています。
この時期に、前3冊に参加していた成実誠がヒラヒラと手を振りながら「ものを書く」世界から離れて行ってしまったのです。それで1992年は、成実誠の喪に服すということで、残った2人も沈黙し、その後の3年間を今回また記録としてささやかながら世に出す事にしました。あなたの3年間を思い出しながら見ていただけましたら幸いです
1997年4月3日〜8日
渋谷ドイ・フォト・プラザにて写真展「Time To Time 1993-1995」を開催。
- 草野早苗(1954年9月22日生まれ AB型 乙女座)
- 私はこの3年間をオランダのアムステルダムで過ごしました。風の強い国です。心を強くしなければ空に飛んで行ってしまいます。風は運河に牧場に海に町に時を運びます。時々、時の粒子を浴びながら広場に座っています。自分はなぜここにいるのだろうと問いかけながら。そんな日々が今も続いています。
- 中島 健(1958年9月12日生まれ A型 乙女座)
- 前述のように喪になんぞに服していたら、13年生きていたミーコが、とうとう老衰で死んでしまった。
もう猫は要らない!なんて言いつつ半年経ったら、生後2ヶ月の茶トラの子猫が何故か我が家にいて、いつの間にやら「ロベルト」と云う名前まで付いていて、これまたいつの間にやら我が家の一員になっていた。
何年経っても、いつになってもTime To Timeは変わらないのだ、なんて言っていたのが、やっぱいろいろな事があって、変わるモノは変わってしまうのだ。
このTime To Timeも「3人が3年ごとに発表して行く」が、「2人」に変わってしまった。でも、変わっていないのは、私は写真を撮り続け、彼女は詩を書き続けている事だ・・と云うのを再認識しつつ、懲りずにTime To Timeの4冊目をお届けします。