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香港の魚市場 築地物語 香港の魚市場

 長沙湾市場に行ってはみたものの、予想した活気はあまりないし、競りの魚の量も大きさもそれほどではない。2日続けて未明に起きて通ったけれど、これじゃなぁ〜?と思っていたら、ふと隣に同じような建物があった。

香港の魚市場 香港の魚市場 香港の魚市場
全て活きているので場内は鉄火場で、規模は小さいがまさに築地さながら状態

 隣は、淡水魚専門の市場との事。え〜!鮒とか鯉撮ってもなぁ。海の魚でこれだから淡水魚じゃ、どーなっちゃうんだ?と思いながらも、行きがけの駄賃で重い足を引きづりながら行ってみたら、おおおおーーー!さきほどの市場とは大違いで、沢山の人達が所狭しと急ぎ早やで働いているし、あっちこっちから競りなどの怒鳴り声が聞こえてくる、まるで築地市場ではないか!
香港の魚市場 良く見たら、どの淡水魚も活きていて、そのまま競りにかけられている。無数の鯉が生け簀でバシャバシャ跳ねまくり、やっぱ市場はこうじゃなくっちゃ!
 お店も沢山並び、売っているモノも、予想通りの日本人から見たら予想外のトンでもないモノばかり。
 何故、海の魚は冷凍等で川魚は活きたヤツなのか? 中国は広大な大陸ゆえ、海のよりも川の方がより生活に密接し、そこから培われた中国料理は川魚がメインなのではないかと思った。←根拠なく言っているから、興味のある方は各自で調べてね。

香港の魚市場 築地同様、場内卸売り店も並び、活きた魚達がひしめいている。
種類も、予想を遥かに越えたモノで埋め尽くされ、やはり外国の市場は、こうでなくっていけないな!というような様相なのだが、実物を見ても、写真で見ても、すげーものばかりである。下の写真でネットに入っているのはイボ蛙。
 
 今回の取材で一番失敗したのは、真冬に行ってしまった事だ。
 未明に市場に行き、競りが終わり、後かだ付けとかのんびりとした頃になると日が登り、先ほどの喧噪が嘘みたいな静かな市場に余韻のような朝日がさすはずだったのが、今回8時を過ぎても、うっすらと白むくらいで、尚且つ2日とも曇天だった。
 事前の取材許可申請はしたが、日の入り時間とか天気とかをチェックしなかったのは、「市場カメラマン」としてまだまだ甘いな。

 ところで、活きのよい海の魚の香港市場って何処なんだろ?

香港の魚市場
競りも終わり、遅い朝飯弁当を食べている。美味そう〜。

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