「Time To Time 1986-1988」は、「1986-1988」に続くPART IIであります。
何故、3人なのか?何故、3年なのか?何故、詩と写真とシーンなのか?未だもって当事者たちも分からない始末であります。しかし、この『Time To Time』が、これから何冊にも増えてゆくにつれて、少しずつわかってくる筈と信じています。それまで皆さん我慢してお付き合い下さるようお願い致します。
草野早苗
お元気ですか?また3年分のお便りをします。ケンとマコトとサナエが何とか生きていたっていう証です。このお便りを読んであなたがこの3年のTime To Timeに何をしていたのか思い出してください。それが私たちへの返信です。WITH
LOVE
中島 健
自分の写真を何等かの形で発表してしまうと、それらの写真は自分から離れ、ひとり歩きをし始めてしまうような気がします。不評という外敵に立ち向かい、お世辞というプランクトンを摂取し続けながら無限増殖してゆくアメーバー達に、我が子なる愛しさよりも、時として不気味さを感じることがあります。
成実 誠
発車のベルが鳴っても 駆け込む人もいない午後の電車
いつか見た海を 一気に駆け抜ける
梅雨とは名ばかりの 照りつける光の中
ただ音もなく 波が揺れていた