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猫ハビー/Javier
    2022年
  1. 6月4日~14日
  2. 6月20日~30日
  3. 7月~8月
 


6月4日

 赤城おろしに乗って猫パコの弟「ハビエル(Javier)」がやってきた。通称「ハビー」。
 今年の3月に、仔猫がいるというので引き取りに行く予定を立てたのだが、その数日まえに凍死してしまったとの哀しいお知らせを受けたことがあった。
 今回はその二の轍を踏まぬよう、友人の知り合いのところに4匹いるんだけど、という連絡があり、白か黒のどちらかを明日にでも引取にゆくので最短の可能日を教えてちょうだい、と即返信。
 引き続きメールが来て、捕獲しようと思ったら逃げてしまい1匹の茶トラだけが残ったとのことで、明日の土曜日はどお?とあり、明日9時に高崎IC(群馬県)で落ち合いましょう、と返事をしたのが、2022年6月3日の夕方のこと。

ハビー/Javier 友達というのはカミさんの大学時代の友人Kで、地元近所に仔猫などの里親探しをしているネットワークがあり、Kさんはその代表の友人。良くある友達の友達の友達情報みたいな感じ。茶トラを希望していたカミさんにとってはラッキーだった。
 ここまでなら良くあることで、この猫について盛り上がってハッピーエンド風になるのだが、なかなか人生そう上手くは行かないもんだ。還暦越えのじじーに今更試練なんて必要ないとは思うのだが。

 6月4日(土)早朝に関越に乗って前橋のその代表の家にカミさんと一緒に行った。
 この猫だけ逃げ遅れたということは、それだけ衰弱している訳で、生後1ヶ月ちょっとには見えないぐらい軽くてひ弱過ぎた。黒柳徹子がアフリカの子供たちと一緒にいる写真などをメディア等で見かたりしているが、その子供たちに近似していた。
ハビー/Javier すぐさま猫パコで世話になっている地元の獣医に診てもらおうと思うも、土曜日は午前中だけのはずだし翌日の日曜日は休診が一般的だ。ダメモトで電話をしてみれば土曜の午後もやっているとのこと、すぐさま予約を入れて群馬を出発し、夕方に軽ハスラーでその動物病院へピュ~。

 以前、膀胱内に石が浮遊していた猫パコを手術してくれた院長先生が対応してくれた。
 まず、ウイルス性の風邪にかかっていて鼻が詰まって利かず、それによって結膜炎を起こしている、とのことで抗生物質入りの目薬が処方された。
 そして、自分で食べることも難しいので、とにもかくもスポイト(シリンジ)とかを使って、ミルクとウェットフードまたはチュール等を夜間の就寝以外、それらを交互に2時間おきに無理やりにでもやってください。とにもかくも食べさせることです。現在400gなので、とにもかくも食べさせて体重を増やすようにしてください。減るとヤバいです、とひたすらこれのみを力説していた先生だった。
 それしか言わないので、何か栄養剤とかの注射はないのですか?とか、この猫初診なのですが新カルテは作ってくれないのですか?(パコの時は当然作成した)などを言う勇気がなくなっていた。

ハビー/Javier すげー仔猫を引き取ってしまったな、いきなりリーチかよ、と内心思ったが、衰弱ゆえとは言え片手の手乗りのを見たのは、ルルデの25年振りだ。初期のパコは片手から少しはみ出ていた。今更返品なんて無理だよ。

 妙に家族三人の絆はこの猫を中心に深まり、可能な限り、90分置きにミルクと餌をやりまくるのが暫定的な家訓となった。
 シリンジで餌をやる時には、慣れない仔猫は、ニャーニャー鳴いて嫌がり端からみれば猫虐待そのままだ。鼻が利かないので口内に入ったモノが食べ物かどうかが区別がつきづらくなっている。
 ただ、1歳未満の夭折じゃ飼い主家族は浮かばれなさすぎになるので餌やり時は鬼となる。
 名前は、スペインの親友フォアキンの息子のハビエル(Javier)から頂き、通称ハビー。名前はフランシスコで通称はパコになるのと同じで、いずれも洗礼名。
 偶然だけど合わせれば、フランシスコ・ザビエル・・・遠いどっかで聞いたことのある名前だ。
 ハビーに限らず、パコもそうだが、猫は親猫などがいなければ身近な飼い主の人肌が恋しくなるのか、横になっている娘の首筋辺りがグッド・ネコ昼寝安堵ポジションとなる。すっぽりハマってお互い萌えまくり~。


6月11日

ハビー/Javier 昨日だけど、パコとハビーのお初ニアミス対面があった。
 リビングはハビー専用エリアで、それ以外はパコ専用と取り決めして、キャットランになっているベランダで遊んでいるパコが偶然リビングにいるハビーとガラス越しにご対面。
 いきなりだと「シャーッ」があるので、少しずつ接してゆけば基本は慣れてゆくだろう。ちょうど猫ウィルス治療中のハビーで、医者から猫パコと隔離するように言われていたので、この遮蔽感が良い。

ハビー/Javier 獣医からは「軽過ぎ~、400gしかない」と言われ、かつカルテも作成されなかったので、「1年も保たないのか?」と心折れそうになった1週間が過ぎ、家の体重計に乗せたら460gになっていた。不正確気味としてもとっても嬉しい!獣医曰く、生まれたての仔猫の体重は、1日10g増えるそうだ。
 軽くネットで仔猫の体重を見てみたら、生後1ヶ月は450g~550gとあったので、ちょこっと成長が出遅れたチビ猫じゃないか、と無理やり自分に言い聞かせた。
 ハビーが来るまで気付かなかったのだが、比べてみると猫パコはデカい重たい、オーバー7kgあるかも。←ハビーに慣れたら6kg以下への強制ダイエットだ。単純にハビーの15倍。

 というのを朝から就寝まで90分置きにエサかミルクを与えている。
 目は治ったが鼻水は微妙で、来週辺り獣医へ行けば「完治とは言えないので、別な抗生物質入りの目薬で」と言われるかもしれない。←エーッ、こんなのがまた10日間も続くの?
 10日過ぎた隔離モードは、だんだんと面倒くさくなってきて、最悪は猫パコを犬猫病院へ連れていって目薬貰ってくれば良いや、とマジに思うようになった。

ハビー/Javier ハビー/Javier ハビー/Javier ハビー/Javier

6月14日

ハビー/Javier 400gの猫ハビーが来てから10日間が過ぎ、抗生物質の目薬が切れたので獣医のところへ行った。
 10日間の介護の甲斐があり体重は500gを越えていた。峠を越えたようで嬉しい。
ハビー/Javier 「初診でいきなりリーチかよ?」とずっと気になっていたこの10日間。それがなんとか500gになったことで大安堵だ。
 いきなり来て、ちょっと経ったら死んでしまったというのはあまりにも辛すぎで、むごいからね。
 目は綺麗に治ったが、鼻詰まりと気管支炎みたいなのは残っているので、餌に混ぜる抗生物質と新たな目薬を貰ってきた。
 変わらず90分ごとの餌やりは続くが、食欲は出て元気に走り回るようにもなって、生後1ヶ月半の仔猫サイズに近接してきた。

 とやっていたら、群馬の里親代表の先生からYoutubeに猫ハビーがアップされたとの連絡があった。
 見たら、私達がその方の自宅に伺い猫ハビーを引き取るところが映っていた。
 肖像権等の気遣い首から下だけが映る猫ハビー主体の映像だが、最後の方で私がしゃがんだので顔が出てしまった。なんとyoutubeデビューじゃない~♪
 『とっても優しい素敵なご夫婦』ってどの夫婦だ・・・毎度ながら「ちょいワルじじー」風で申し訳ない。

「仔猫を保護!里親さんが駆けつけてくれました!」
https://www.youtube.com/watch?v=uolE9UnRYp8

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