おばあちゃんが死んだ。 死を目の当たりにした僕は、いたたまれなくなり、何故だかまだ2歳の息子を抱きしめた。 いつまでも変わらないはずの田舎が急に色褪せてゆくように感じた。 ニュースに流れる多くの人々の死よりも、それは僕にとって現実で、目を背けてはいけない事だと思った。
僕は自分の今を生き、そして息子の未来を築いていく。 そしてこの写真を亡き祖母に捧げる。