外はまだ明るい6時過ぎにホテル到着。
特に日本人社用で有名な台湾料理店「青葉」の近くだと聞いていたけど、それは目の前にあった。
ホテルの隣には見覚えのあるスナック「北の家族」があった。でも、スナックではなく「スナぐ」と記されていて、台湾に来たんだな、という実感が湧いてきた。
ホテルの外観は集合アパートみたいだけど白で統一された室内のテーブルやトイレ、バスの仕切りなどはガラス製で、浴槽などのタイルは白黒のチェッカーフラッグ模様とかで、かなりお洒落でアーティスティックな香り漂うホテルだ。
早速、MacBook Airを開いたら・・アンテナは "MAIHOTEL" の一つだけ。近くにはホテルがないようだ。天津ホテルが近いが無線LANは届かない距離だ。
日本から予約電話した時は、たまたま日本語があまりできない従業員が応対したのだろう、たいていの従業員、日本語OKで全く問題なし。
朝食はかなり良く、ご飯もあり日本向けのみそ汁もある。甘めの白みそだけど日本人が作ったんじゃないか?と思うくらいちょうど良い濃さで、これは日本人にとって嬉しい。
これ、と決めたら飽きるまで揺るがない私の性格に似た娘もずっと同じ内容でトーストとサラダとフルーツ、オレンジジューズ。娘曰く台湾のジュースは美味しく、特にオレンジジュースは最高だそうだ。
まだ時間があったので、娘は初めての士林夜市に行った。聞けば12時くらいまでやっているとのこと。
市内電車の捷運MRTに乗る。士林夜市と言いながら、そして士林駅はあるのだけど、実際はその手前、中山から4つ目の「剣潭(Jiantan)」駅で降りれば目の前だ。
その前に腹ごしらえで台湾ではちょっと有名な「温州大餛飩」でワンタンメンを食べる。
ドリンクがないのでコンビニでペットボトルを買ってくる、と娘は言う。いきなり台湾に来て単独で買い物かい。
角を曲がった100m先ぐらいだし、林森北路沿いだし、台湾だし・・一人で先に食べていた。
ワンタンは美味いのだけど、麺は日本でいうソーメンなので味もコシもなく、案の定戻ってきた娘は「とーちゃん、この麺、薄過ぎるよ〜」。
「ワンタンとスープは美味いから、麺だけ残せ〜」。
おばちゃんがやってきて「ビール飲む?冷えているよ」
「え、あるの?1本ちょうだい〜」
大きな冷蔵庫から取り出して持ってきてくれたのは缶の台湾ビール。日本風に冷えているから良いか。煮玉子をツマミに一杯。
私は3度目の士林のくせに地理感ゼロ、適当にテクテク歩いてみた。士林夜市エリアマップを見てみれば、基河路から入りゲーム屋台を越えたところで右折してメインストリートを行ったり来たりしていたようだ。
娘は前回の旅行にて、台湾はジュースが美味しいというのを分かったようで、ジュース屋台の前で品定め。
ちょっと離れて一服していると娘がおばちゃんと話をしながら注文している。
「おい、良く中国語が分かったな?」。
「リンゴを指さして、次に小さなカップを指さしただけだよ」。
なるほど〜。
「でも40元だから106円ぐらいでしょ、安くて美味しいね、台湾のジュース」。
台湾のコンビニはやたらあちらこちらにあって、おそらく台北市内なら日本より多いだろう。ダントツがセブンイレブン、次にファミリーマート。ただ、トイレが自由に使えないのが多いのは日本と同じ。
しかし台湾は何処へ行ってもお寺(廟)があり、自由にトイレが使え、警戒心の強い娘曰く「お寺のトイレはまぁまぁ綺麗だね」。
予想外にお好みのお店が多く狂喜乱舞の娘はあちらこちらの店をチェック三昧・・時計を見たら10時過ぎ、日本なら11時。ま、いいか旅行だから。
結局中山に戻ってきたのは11時過ぎ。コンビニでウイスキーとかを買ってから夜食のモスバーガーへ。
メニューを見ていたら店員さんがメニューをひっくり返し、娘が「あ、日本語だ!」。
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