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最近、昔のMacOS9を常時表示できる環境を整えようと、MacOS 9起動の最終バージョンを探したら、PowerBook G4に行き着いた。
調べたら、単独起動ができるのが PowerBook G4 Titaniumまでで、Classic環境になるのが PowerBook G4 Aluminium とのこと。
また、Classic環境にしろMacOS9が起動するのは、Tiger(10.4)までのようだ。
やはり、美しいMacが単独起動を優先し、ヤフオクで程度が良くて割安なのを落札した。電源アダプターとOSのDVDが付いて19,000円。
PB G4 Titanium と Aluminium は、最後のClassic起動だからか値崩れしていない。
17年ぐらい前のMacなので、モニターにムラがある、あちらこちらにキズやへこみがある、またはACアダプターやOSのDVDが付属しない、などの説明があっても、価格は 2,5000円~40,000円と、根強い人気があるようだ。
もともと、2.5インチのHDDが所狭しとぴったりハマっているので、IDE → SATA変換アダプターとSSDを装着すると、スペース内にハマらず蓋も閉まらない。
IDEタイプのSSDもあるようだけど、120GBで1万円と高額なので、SSDより小さいミニサイズのmSATA SSDを変換アダプターボードに装着した。
「mSATA/PCI-E SSD IDE 2.5インチ」で検索してみるといろいろ出てきた。
アマゾンなら「ミニPCI-e MSATA SSD-IDE 2.5インチ44ピンアダプタカード」みたいなのを購入した。このサイズは、2.5インチHDDと同じ大きさ。
mSATA SSDは、256GB、3,800円。
この時代のMacのUSBは、現在のようなUSB電源供給というのはなく、外部HDDからMacOSを起動させるには、FireWire(IEEE 1394)経由とのこと。昔は大変だったんだなぁ。
PB G4をDVDで起動した。
今度はエラーは出ず、ちゃんとディスクユーティリティが認識した。おおっ、やっと来たぜ。
しかし、DVDからOSをインストールしようとすると、「このディスクへはOSをインストールできません」と表示された。
同じMacOSXでも上位バージョンでフォーマットされたドライブへは、下位からのOSインストールはできないようだ。
改めて「Mac OS拡張(ジャーナリング)」で再フォーマットしてやっとOSをインストールすることができた。
そして、晴れてSSDを起動ディスクとするPowerBook G4 Aluminiumとなった(感涙)。
何処か相性が悪くて全く作動しない危惧を抱きながらのこの達成感と充足感はとても素晴らしい。
mSATAのケースがプラスチックだったので、放熱を考えて下手っぴだけど自作で空洞を作った。気休めかな。
ついでに中を開けたので、マザーボードも取り外してCPUとGPUにグリスを塗り直した。
起動し、SSDの情報を表示させた。
IDE → mSATAの変換アダプターを介しているのもあるが、以下の変化があった。
1) 256GBまでは認識しない。 → 7%減なので充分だ。
2) 起動から立ち上がりまでの時間は、前HDDよりはかなり早い。
3) 通常の使用感として、前HDDよりはかなり早いが、従来のSSDの早さは出ないと聞いた。雰囲気的に30%減ぐらいかな。