【ダミーコメント】 無頓着にもあちらこちらにぶつけてしまい、ガラス面はいつも傷だらけなのが私の時計達なので、今までブランド品など高価なのを持ったことがない。 それでもちょっとブランドものの時計をと思っていた若い頃、友達の結婚式に出席し、友人テーブルに座ったら、新郎の同僚がいた。やたら腕時計が目立ち、尋ねてみたらローレックスだそうで、おおお。金と銀のツートンカラーで、これが腕時計の王様か!と目を見張ったものである。 その同僚が席を立つ時にふと足下を見たら、白い靴下が見えた。また、ロレックスが見えるYシャツの袖はカフスではなくボタンで留めてあった。取り出したタバコに火を付けたのは100円ライター。 「豪華一点主義というのは実に寂しいものなんだなぁ」と改めて感じ、単にブランド名だけにこだわるのは止めようと思った。
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