ザーサイ

崎陽軒の中華弁当

 カミさんが崎陽軒の弁当を買ってきてくれたのだが、全部売り切れていて唯一残っていたのが、中華弁当の1個。崎陽軒の中華弁当がマズいのではなく、崎陽軒に弁当を買いに来る人は中華弁当を求めていないのが多い、ということなのだろう。
 でも、これ美味いね。
 というのは、ちょこちょこと少量の中華が入っていて、例えば酢豚やエビチリソース、ザーサイなどは丁寧に作っていて、少なくともコンビニや弁当屋の中華とはかなりの格差があり、横浜中華街レベルの味になっている。特にザーサイは八角をつかっていてまさに中華。もしかしたら、崎陽軒の裏メニューならぬ隠れ弁当かも。

 八角は、日本では殆ど使わないので80年代はとてもじゃないが食べられず、90年代になってからようやく慣れ、逆に大好きになったスパイスで、八角を付した料理を食べると台湾を思い出す。別に中国にだってあるのだけど、単に行った回数の多さによるだけ。
 ただ、それじゃこういうのを求めて台湾に行くとあまり見かけず中国の方が多いのは、本来ザーサイは寒い地域が本場なのかもしれない。四川とか東北とかetc。
 ただ、日本のような香の物として食するのが少ない中国では、当然ザーサイ等は料理にまざっている。ザーサイだけを食べている日本人を中国人が見たら、奇異に感じると思うだろう。

学生気分

猫パコ

猫パコ

 暇な時間はあるのだけど、佛大の学習が始まるとゆとりがなくなってしまうのだろうか、ちょっと前までのように中国語のお勉強~という気力が薄くなってきた。これじゃいかんよね、と思い、せめてNHKのレベルアップ中国語を聞いて、出てきた単語やフレーズだけは取り敢えず覚えましょ、にしている。
 聞いている最中にふと思い出したのは、8月に京都へ行くので、その新幹線チケットを予約しなければならないことだ。土日だから1ヶ月前に予約しないと取れないかもしれないと妙に焦ってしまい、そのまま駅の緑の窓口へ。
 数人並んでいて、みんな京都へかよ?と勝手に焦るも、青森へ、湯沢温泉へ、木曾へとか・・あ、いいなぁ、旅行か。私の往路はすぐ取れたけど復路は1ヶ月前以上なので、明日以降来てくださいね、と言われた。私の利用する夜行バスも同様なのだが、往復だから良いと思うのだけど、いろいろあるようだ。

 家に戻り部屋に入ったら殺人現場のように開いたMacBook Airの後ろに猫の半身が横たわっていた。今日は比較的涼しいのだけど風が強くて窓を開けられず、いぶし銀のような「ドライ」にしていたから猫パコにとってもさわやかルームになっていたのだろう。
 MacBook Airの蓋を閉じると嫌がり、この微妙に開いたままの空間が猫は好きなようだ。仕方がないから隣の狭い空間で写経みたいな学習をしていたら、寝返りを打って頭がこちらに来た。この顔、猫かよ?子グマとか子供の黒ヒョウみたいだ。顔立ちは可愛くないのだが仕草が可愛いのでそのギャップが、おお!となる。

 その眠る猫パコと一緒にいる夕方、佛大から郵便が届き、夏のスクーリングついての特別お知らせみたいなのが来た。訳すと、受講人数少ないから絶対来いよ。見たら「2名」、え?もし、その1名が欠席したら、またマンツーマンだ。しかし、文学部でなくて良かったと思った。2人だって、読んで訳してね、の文学部だったらてぇーへんだ、トライアイスロン並みのスクーリングになる。
 2人なので、友達になれたら良いね。つーか、8月は大イベント風のスクーリングシーズンなのに、たったの2名とは、今期入学の歴史学部東洋コースの学生数はどーなってしまったのだろうか。
 しかし少人数でのスクーリングにはメリットがあり(と思う)、不埒なふるまいをしない限り、「可」は最初の基準値になるからだ(と思う)。
 還暦記念の生涯教育学習の目標は、以前のようにオール「良」以上とかではなく、「可」以上であれば何でも良いよん~、である。

朝鮮史

朝鮮史

朝鮮史

 今週末、佛教大学復学の最初の筆記試験があって、前回からすれば5年振りの大正大学詣でだ。
 時間があれば暗誦したりしていて1週間前なので記していたりするのだが、思いの他、日本の漢字を忘れていたりして例えば「虐殺」とか「進撃」、「民衆」、「勃発」、「破綻」なんて、ぜんぜん気付きもせずに中国語の繁体字で記していたり、またどっか違っていたりしてちゃんと書けなかった。情けなかたい。恥の上塗りだけど「国是」が読めなかった。

 指定テキストでは、終戦の8月15日の植民地解放から朴槿恵大統領までで、その前の朝鮮はどうなっているのだろうか?と少し興味を持った。
 シラバスを見たら「朝鮮史」があってラッキーと思いきや、必修ではなく、むしろ取らなくても良い課目分類に入っていた。おまけに4単位なのでレポートも2つ。しかし、これを逃すとおそらく死ぬまで韓国の歴史書なんて読まないだろうな、と思うも、知らない外国の歴史なんて無限のようにあるから(例えば、インドネシアとかスウェーデン、モロッコとか)、別に韓国の歴史を知らなくても良いのだが、何となく乗りかかった船モードなので、履修が遅れるのを覚悟して取り寄せたテキストが「朝鮮の歴史」。
 ちょうど学習している現代編をペラペラ見ていたら、「南北分断の遠い要因の一つに日本による植民地支配がある。植民地支配がなければ分断はなかった。」とか記されていて、何でもかんでも植民地支配に関連付けようとしている雰囲気が漂っていてあまり好きではない。一つぐらい「その要因の一つには日本が負けたからだ。勝っていたら分断はなかった。」とかいうのはないのだろうか。

 終戦前まで300ページもある。中学の歴史で習った、高句麗と百済、新羅以外は全く読めない。幾つかルビが振ってあるけど漢字のハングル読みだ。仏教用語は多くはないので、意味のない漢音読みで覚えるしかないのが辛そうで、それも300ページ分。例えば、「李資謙」という人がいて、ハングル読みだと「イジャギョム」・・・永遠に記憶できそうにもないので「リ・シケン」と覚えるしかない。
 今月中に読んでレポートを2つ書いて提出し、9月上旬ぐらいに筆記試験を目標にしたいが、見慣れぬ固有名詞が満載の300ページにビビり、筆記試験は10月上旬でも良いかぁ、などと早くも弱気モードになっている。

映画「南風」

 「南風」という台湾映画じゃなかった日台合作の映画を見た。アマゾンで。
 台湾好きとかじゃなければ、1/3ぐらい見たところでちゃぶ台をひっくり返すかもしれない、ゆる~い起承転結の展開だった。
 場所ごとの描写がとても上手く、目の前にいるように、その場の臭いとか音、そして風の流れとかを感じられ、役者あっての背景ではなく、背景の中に役者がいるようなカメラワークと演出で、台湾映画はこういうのが多い。一応の主役風の藍子役の黒川芽以の演技が上手い。黒川嬢って有名なのだろうか、可愛いけれど美女図鑑に載るほどではない、のだめの樹里ちゃんぐらいだけど、へぇ、という感じで上手いのは、かみさんがiPadで見ている日本のドラマを横から見ていたりしてその比較からなのだろうか。
 台湾好きもあって、ちゃぶ台はひっくり返さず、最後までじっくり見てしまった。

 でも、雑誌編集者の藍子は、台湾の真ん中ぐらいにある日月潭で行われるサイクリングフェスティバルの取材で台北に着いたのだが、モデル希望の女の子をガイドにして一緒に自転車を借りて出かける。新幹線で行けないの?
 で、何故か九份へ行った。へ、東廻り?自転車で阿里山とかを越えるのって大変では、と思っていたら、次に淡水へ行き、えええ?何処へ行くのだ。
 そこで知りあったイケメン台湾人が加わり、3人で日月潭へ。
 藍子とそのイケメン台湾人はほのかな恋を寄せ合うが、「一緒に泊まっちゃった」とか「キスしちゃった」などは皆無の純プラトニックラブストーリー・・・私が中学生の頃に見ると大感動したかもしれない。

 何気に見終わった後日、その映画の予告編をyoutubeで見たら、「あ、そこね」とか「あ、あのシーンだ」とか思わず身を乗り出してその予告編を見てしまった。台湾映画のスピリッツってこんなサブリミナル風デジャブースタイルにあったのか・・、って監督は日本人なんだけど。
 台湾リピーターは見ないほうが精神衛生上宜しいかもしれない。

ミニUSB扇風機

ミニUSB扇風機

 この時期の気象庁は可哀相だ。雨が降らないのに梅雨入り宣言をしなければならない時期に来ていたり、雨が降っているのに梅雨明け宣言しなければならなかったりするからだ。で、梅雨明け宣言後にまた雨がパラパラ降ると抗議の電話が殺到し、気象庁の売店での胃腸薬の売り上げが急上昇する。

 今年は分かりやすい天候に恵まれ、梅雨入りも梅雨明けもすんなり受け入れられることができた。6月に梅雨明けするのは初めてとニュースで言っていたけど、晴天か曇天ぐらいの違いしかなく高温多湿は変わらないので、私のような小市民にはあまり大きな問題ではない。

 こんな時期はクーラーが欲しいのだが、人より早くクーラーのスイッチを入れてしまうと、どこかしら敗者の気分になる。ちょうど将棋の対局で「すみません、負けました」という感じだ。
 ただ、体感ムスムシ度は居住地域とその立地形状、及び向きによって苦行の度合いが違う。
 我が家は普通の二階建て一軒家だが、午前中はだいたい軽井沢の駅前ぐらいなのだが、午後になると私の拙工房風自室だけが、ここは台北林森北路付近ですか、になる。
 若い時ならパブロフの犬状態ですぐスイッチ、オンとなるのだが、それから40年ぐらい経つと、風も良いじゃん、になる。いと哀しきや。

 その折衷案として、買ってから3年目の小型USB扇風機を取り出してくる。
 殺風景な黒色なので、台湾中華民国の国旗シールをカバーに貼るも、そのカバーが邪魔なのでハズして使っている。
 より風情を求め風鈴でもつけようかな、と思うも、机の上に置いてある扇風機なので、室内でチンチラチリチリ~と鳴るのは、単なる、うっせーよ、になる。風鈴の音、少し離れたところから聞えてきてこそ風情がある。
 とは言え、あと数日したら、まごうことなく神様クーラーだろう。