吹割の滝

 娘の職場の先輩達は、それぞれ夏休み休暇は沖縄方面にしていたらしく、娘もどっかの沖縄諸島を予約していたようだ。
 しかし、沖縄は緊急事態宣言とかが出てしまったそうで、その先輩達はキャンセルし近場で済ませるようにしたがため、娘もそれに倣いキャンセルし、「とーちゃん、どっか行かない?」。

 「新幹線や電車はマスクするから嫌だ!車なら良いよ、そして宿は素泊まりじゃなくて飯が出るところなら良いよ」。
 泊まりは伊香保温泉(群馬県)にして、その手前で、吹割の滝(ふきわれ)へ行った。滝と言うより渓流渓谷だけど。

 渓流渓谷は関東一円あちらこちらにあるけれど、この吹割の景観は独特すぎて圧巻で国内ではあまり類を見ないと思う。その奇観は、埼玉の長瀞か台湾基隆の野柳の奇岩に通じる。
 でも県外での知名度はイマイチ感があり、温泉を始めとし沢山の名所がある群馬県だからか。伊香保温泉と言えば「行ったよー」になるが、吹割の滝となると「え、どこ?」とか「聞いたことがある・・・」が少なくない。

 天気予報では期待感のない昼から雷雨モードだったが、平日だったので早めに着いたおかげで、夏休みの絵日記宿題にでもなりそうな『夏が来た!(キャンディーズ)』風な空だった。
 カミさんは、この瀑布の凄さに恐怖心を覚えたのか、イマイチ反応が宜しくないのだが、娘は私に似ていて、とにもかくも「すげー、すげー!」だ。←とーちゃん、ちょっと嬉しい。
 途中、近所とかの幼稚園の遠足?と出会った。
 こういうの、見ただけで可愛いよねー、なんか、夜店で売っているヒヨコを見るようだ。
 子供たちは迫力ある滝に興味を示しながらもちょっと恐くて、みんな先生と一緒に立ち入り禁止の白線から興味津津に見入っている。でも、こんなに見入っているから、近くじゃなくて沼田市とかの幼稚園の子供たちかな。でも、弁当はどこで喰うのかなぁ・・どうでも良いことが気になったりもする。

 沼田市観光課は気合いを入れて吹割の滝の周辺を回る小一時間の遊歩道を完備させ、調子に乗った娘は「とーちゃん、せっかく来たのだから遊歩道も行こうよ~」。
 大したことのない上り下りの坂道を経由するも、ところどころクマ除けの鐘が立っていて、「鳴らしてから通ってください」とあって、え、出るの?横に「蜂注意」もあって「この蜂って、ミツバチじゃないよねぇ」。

 車を停めさせてもらったドライブインで昼飯を喰い、さて伊香保へ、というところで雨が降り出してラッキーだった。
 娘は一人町歩きが好きで、銀座~谷中とか高田馬場~王子、新橋~上野とかをテクテク歩くのだが、いかんせん関東平野は坂が少なく、宿に着く頃には早くも二人は、ふくらはぎが筋肉痛となり、正しく効用を求め温泉につかった。

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