数日前だけど、MacbookProのiTunesが元に戻ってちょっと前に聞いたことある音楽を流していた。1万曲ぐらいを毎日のように16時間ぐらい流しておくと3週間ぐらいかかるみたいだ。
フィルムスキャンも4箱目の後半で、もうじき1985年になるところ。
「おしん」も終わったフリー1年目の1984年は、財布が「おしん」になってしまったが、たまたまクラシックギターをやっている幼馴染みと再会し、彼の所属するギター団体の写真を良く撮るようになった。ライフワークとしてだけど。
しかしその関係から普通のギター発表会の撮影などの仕事も少しだけど増え始め、財布はまだ「おしん」だったけど、やっと社会に出て仕事をしている実感を得ることができた。
これを契機にクラシックギターの曲を良く聴くようになった。
バッハやフェルナンド・ソルなどが多かったけど、イタリアのマウロ・ジュリアーニがとにもかくも好きになった。が、当時、アマゾンもなければそんなマイナーなレコードなんて探すすべもないので、そのギター仲間の持っている初級クラスの教本をコピーして家で弾いていた。マウロ・ジュリアーニの曲ってすげー技巧的で難しく「2ページまでの小品だけを教えてくれる~」が口癖だった。
その仲間から教えてもらったところでは、マウロ・ジュリアーニは作曲家でもありギタリストでもあって、ヴェートーベンの前で演奏し、ヴェートーベンをして「小さなオーケストラ」と言わしめたらしい。すげーや、それは。そして数年後、渡西してフラメンコギターに同調すると。
今、10万ぐらいの手工ギター欲しいな、などと妄想している。


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