エアーチェック

 結局、500枚の音楽CDの中で、レコードやテープからCDにしたのは300枚もあって、シコシコとタイトルを入力すること数日、やっとそれが終わった。
 入力する外国語の殆どは英語で、入力なんて久しく、なんか英語のお勉強をしている感じだった。
 母国語の日本語も学んでいるスペイン語もともにローマ字&母音5つだけなので、英語の friendやheart、summer、school、knowのつづりは今でも抵抗がある。学生時代を思い出したけど。

 思い出すと言えば、テープからのは「エアーチェック(確実に死語)」が少なくなかった。
 ラジオから流れる音楽をテープで録音することなのだが、カセット付きラジオを持っているかどうかは、その時の家の財力と興味を持ち始める年齢にもより、私は中3の1973年がお初だった。ただラジオとカセットレコーダーは別々で、outputとinputとか良く分からない名称のピン同士をケーブルで繋いで、というやつ。最初はそんな高尚なのはないので、イヤフォンジャックをoutputしていたので、当然モノラル。
 ステレオが気になってきたのは高校に入ってからで、1年生の時にカセット付きステレオラジオを親に買ってもらったのが最初、かな?
 AMも良い音楽が流れるのだが、たいていイントロが流れてからアナウンサーがタイトルとかを言うので、ダメだよ〜それは、で、そういうのがないFM放送が唯一のエアチェックの漁場となっていた、ステレオだし。と言っても、FMNHKとFM東京しかなかったけど。
 で、そういうのを聞いていると、良い音楽だ!とかよりも、懐かしいなぁ、この曲、ずっと何十年も聞き続けてきたんだ、みたいな思いの方が強くなる。
 邦楽は殆どなく、例えば、Status QuoとかMotörhead、BTO、Doobieとかetc。ちょうどFM番組雑誌が売っていて(「FMファン」?)、それを買ってはチェックしていた。
 極め付けは、当時のFMNHKが毎週火曜日にやっていた「フォルクローレの世界」だ。
 中3だったので録音は当然モノラルだけど、どの音楽よりも聞いて感動した、と言っても過言ではない。とは言え、中学生の聞く音楽なんて、授業でのクラシックやTVからの歌謡曲ぐらい。
 それは南米の民謡(フォークソング)で、「ウルバンバ」というペルーのフォルクローレバンドで、後年、ポールサイモンがこのウルバンバを引き連れて来日コンサートをやった。行かなかったけど。

 写真のは大学生の頃で、友達にLPを借りてテープにダビングしていたモノの一つ。
 「Condition Green」は名前だけ知っていたけど初めてその友人のLPで聞いた。
 当時、「紫」とともに2大沖縄バンドとして活躍していて、「紫」は主にエリート的な米空軍系の集まる飲み屋でディープパープルコピバンとして演奏し、コンディショングリーンは荒くれの米陸軍の集まる飲み屋で、と聞いていた。でも聞いてみれば、ビジュアル的にキワモノっぽかった「Condition Green」も音楽は正統的で良く好んで聞いていた。

 そんなCDの中で、超バカウケしたのが20年以上前にブレークした「王様」。
 下らないと思われるようなことをしごく真面目にやり抜くのは思いっきり共有&共鳴するもんだ。
 直訳ってすごすぎでオーバー・ザ・逐語訳だ。
 この王様のを聞いて、改めて、Deep Purpleの「Some on the water」の歌詞を読んでしまった。娘が生まれるまでの90年代半ば頃、我が家ではこの王様とウルフルズ、スピッツがリビングに流れまくっていた。

Leave a Comment


NOTE - You can use these HTML tags and attributes:
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください