別荘を買った、友達が。

 幼なじみが軽井沢に別荘を買ったというので一緒に行こうと誘われた。厳密に言えば隣町の御代田(みよた)という場所だけど。
 信州だからと言って、とくにソバを食べたいという訳でもなく、インター降りたら「ステーキのどん」があったので、そこを強くリクエストした。メニューを見たら土日もランチをやっていて感動。
 いつもガストとサイゼリアの500円ランチが定番の私にとって、+300円増しの800円ランチは大感動。小さいながらも3種のおかずが付いている。結果、帰りも無理やりここに来させ、2日続けて、同じランチを喰って大満足。
 「別荘着いたら、草刈りしてくれる?」とランチをゴッチになった後に言われて「えっ?」。
 着いたら小雨になっていて最悪。うらぶれた年老いたカメラマンの末路を見る感じで、カマ持ってしゃがむのは嫌だな、と思っていたら、なんと電動コケシじゃなかった電動草刈り器があって、おおっ。気分はステイサムじゃない方のジェイソンになって、ザクザクザク~。

 正しい別荘は置くとして、彼のは出来合いの分譲別荘とかではなく、一つのポリシーを持った注文建設なので賛同できるところがある。「みんな、遊びに来てねー」風ではなく、セカンドハウス的&自分の秘密基地風を昔から憧れていた地(私もそうだけど)に建てたというところだ。
 なので、久しぶりに軽井沢に来たからと言って、それらの場所を訪れるよりも、「ここまで来て、どこへも行かず、こんな場所にこもって何もせずに過ごす」のがインドア派としては合っている。
 何もせずとはゆかず、39インチのテレビを組み立てたり、部屋を掃除して片づけをしたりとなかなか楽しい多忙さでもあった。

 近所に美味しい肉屋があると言うので行ってみたら、一つにコーナーがハム系専門になっていて、それはいわゆる南欧のハムではなくドイツ系の北欧のだった。
 ドイツのハムは、スペインのポテトサラダのようにデコレーションのテンションが高いので、見た目も綺麗で、品の良い味で、白赤どちらのワインでもビールにも合う感じだ。幾つか100gずつ買う中で、土管みたいなソーセージ(ウインナー?)スタイルのコンビーフがあった。
 生まれて初めて缶ではないそれを食べたけど、微妙な塩分とコンビーフの柔らかいうま味があって、これは隠れて逸品かもしれない。
 他、大型スーパーへ行って、イタリア系のコッパやサラミも買って、ワインとパンで、ヨーロッパ風夕食となった。

 リビングの窓からは八ケ岳が一望できたけど、八ケ岳は清里とかのイメージがあるから私にはアウェイ感が強く、やはり浅間山でしょう。台所とかからの小窓からの浅間山を見て、初めて「来たね」を実感した。
 当時(40年前)の八ケ岳+清里は、アンアンとかノンノに載るようなお洒落でさわやかなアベックだけが受け入れてくれるようなエリア観があり、彼女がいなくてヒーヒーしているような野郎若者達へは、どこかしら拒絶観があった。ただし彼氏がいようがいまいがブスでも美人でも女の子の二人連れは許容された(差別じゃねぇか)。
 しかし、軽井沢+浅間山は、そんなミーハー若者達よりも、また単なる金持ちも見下されるような、「育ちより氏」の正しい別荘族が文化意識として占有していたので、そんな清里アベックも私達のような野郎達も同位低位となって受け入れてくれるところが嬉しかった。

 きちっとログハウスにしたけど、予算の関係で内装はそのまま状態である。しかし、これから自分好みのセカンドハウスに変えてゆく大変さは、むしろ大きなプラモデルを組み立てる面白さと楽しみがある。
 もっとも、ぐーたらインドア系お宅派の私は、購入する財力がない以前に、都会でしか住めないので、こういうのを買った親友がいることに感謝のしきりである。もちろん、その友達へだ。
 ただ、次回行く機会がある時には、飯を作らなければならない雰囲気だったので、今からカミさんに特訓を受けなければならない。

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