精進料理

善光寺参道

善光寺の宿坊

精進料理

台湾の「素食」

 善光寺は、長野駅&市内も含めて初めて行ったけど、仲見世のある参道の奥に寺があり、ちょうど浅草寺を大きくした感じの善光寺境内とその周辺であった。
 初めて「宿坊」という宿に泊まった。齢60を超えてもまだまだ未体験ゾーンは一杯あるもんだ。
 善光寺の参道下周辺に沢山あり、坊さんが泊まるための宿から発展した仏教系民宿で、ちょうどスペインの巡礼者が主に宿泊するための施設とかに似ている。
 宿は「兄部坊(このこんぼう)」と読むみたいだけど意味は分からない。

 料理は当然「精進料理」なのだが、初めて本格的なのを食べた。
 というのは、朝食のお膳の写真の左上のは煮豚か角煮に見えるが、麩(ふ)とかでできていて、味もそれに似ている。前夜の夕食ではウナギかアナゴの蒲焼きが出たが、それも何かの野菜とかで作ったもので、全ての料理には肉類等を使っていないのが精進料理と言える。
 NGだからか玉子料理は出てこなかった。せめて朝食にはと思ったが、それは俗人の希望でしかないのだろう。
 歴史観満載な建物が素晴らしく精進料理も美味く、仏教関係者ではない私のようなものでも2連泊まではパラダイス(極楽)だと断言できるが、3連泊以上となるとマクドナルドやファミレスに駆け込むかもしれない。

 この精進料理で思い出したのが、昔二ヶ月ぐらい台湾に滞在していた時に良く食べていて「素食」という名の食堂だ。
 たいていがバイキング方式で、並ぶ多種多様な料理を持ったトレーにチョイスして、最後は何故か盛ったトレーの重さで料金が決まる。が、たいてい300円ぐらいだった。
 聞けば「素食」とある店の料理は、その精進料理と同じ穀物や野菜だけで作っていて、そればかりでは飽きてしまうで、ハムや肉、魚介類に見立てて食材を造り込む料理でもあり、まさに日本の精進料理と同じだ。
 ハムなら本当にハムのような触感と味がするのでびっくり。イカや鶏肉に見立てた食材をわざわざフライにするなどは、調理方法としてはかなりの巧み技で、油は当然ナタネ油だろう。

 このような精進料理が日本にも台湾にもあるということは、中国から中国仏教と共に伝わった可能性は大で、日本なら鎌倉仏教あたりからと思えるが、台湾だといつから?になる。
 最初の台湾統治は17世紀のオランダなので仏教はあり得ず、その後の鄭成功時は20年ぐらいしか続かなかったので、その後の17世紀後半からの清の統治以降と思われるが、そのフライなどは、日本でそれらが普及しはじめる明治維新以降かもしれない。

Leave a Comment


NOTE - You can use these HTML tags and attributes:
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください