スペインの生ハム

スペインの生ハム

 何気に食べていた、スペインの生ハムだけど、厳密に言うと密輸の違法行為であった。
 15年くらい前にスペインの友達、サンジョが日本にやってきて、土産として生ハムをスライスした真空パックをもらった。
 当たり前だけどすげー美味かったのだけど、生ハム、日本に持ち込んで良いの?と聞くと、サンジョ曰く「真空パックならOKだよ」、というのがずっとインプリンティングされていた。

 5月にスペインのGuadixに行った時、友人のルルデが
 「マリ(かみさn)への土産はもう買った?」
 「うん、生ハムを買ってこようと思っていて、日本へは輸入禁止だけど真空パックなら良いので、帰りのバルセロナ空港で買ってこようと思っているんだ」
 「じゃ、私が買ってプレゼントするよ」
 「いいよ、いいよ、私が買うから大丈夫」
 「いいよじゃない、ケンへじゃなくてマリへ買うのだから、ケンには関係ない」と言って、息子のホルヘに頼んだ。
 ホルヘは何処かのバルに行って買ってきてくれたのだが、最初見た時、6kgぐらいあるうちの猫パコを抱いているのか、と思うぐらいの大きさの脚一本分の生ハムだった(余分な足先とかはカットしてある)。

 成田に着くと案の定、肉類の加工品、ハムやソーセージ等はNGを記されたポスターが貼ってあったが、ここまで来て真面目に申告して没収されてしまうのはルルデには申し訳ないと思い、「これはハムではなく生ハムだ」と言い聞かせ、非課税の税関に並び、運良く「荷物開けてくれますか」とは言われず無事通過した。その先には、「ハム(含む生ハム)はNG」と記されたポスターが今更ながらに貼ってあってラッキー。
 広辞苑を8冊ぐらい重ねた体積なので、切っても切っても金太郎飴で全然減らない。そして食べ続けても全然飽きない。4ヶ月経ってやっと辞書1冊分ぐらいになった。
 食べると、またスペインへ行きたいな、と思わせる。死んでも乗るか南回り、と思っていたのが乗ってみれば、結構いいじゃん、ドーハでもバルセロナでもバコバコとタバコ吸えるし、と言いながらトラベルコちゃんを見ちゃったりしている、還暦+9日のじじいがいる。

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