万年筆とインク

シェーファーのブルー

 月明けに大学の筆記試験があるので、それまで時間があればひたすら暗記暗記の日々である。以前のと同様、一冊の本の中から幾つかの候補題目があってその一つが出題されるので、取り敢えず幾つかのサンプル的論述文を作成して覚えるというやつ。
 覚えたくないのを覚えるので、最初はなかなか頭に入らない。朗読だけだと途中で上の空になり、書き続ければ途中で、何書いてんの?になるので、朗読しながら書いたりを繰り返す。

 最初は気楽にラミーで記していた。
 が、収納する時にペン先がキャップの内側に付着してしまうのだろう、キャップをつけて書いていると、手にインクが付着する時がままとしてある。ラミーを愛用しているかみさんに聞くと「しょっちゅう付いちゃうのでティッシュで良く拭いているよ。安いからしょうがないんじゃない」。そういうもんか。
 相性もあるのだろうか、細い軸のラミーでノートに数ページ書いていると、手が痛くなってきたので、いつものやや太めのデルタに変えた。

 文字を書くのは、語学学習にて単語等を覚える為に昔から書いてはいたのだが、日本語となると、はて、最後に書いたのはいつだっただろうか、になる。書いたとしても一筆箋へぐらいなので大した文字数ではない。
 最近では中国語の繁体文字と簡体字しか書いたことがないので、久しぶりに日本語を記すと、中国語のそれと混同してしまって慣れるまで矯正が大変だった。
 たいていが繁体文字と現代の日本語が違っていたりする漢字で、緊・認・挙などは、あれ、どうやって書くのだったけ?になる。

 ところで、中国清朝の皇帝に「康煕」という人がいたのだけど、これは「熙」だと思っていたら、漢和辞典では、本字は「煕」となっていて、え?
 こんな字はその清朝の皇帝ぐらいしかいないと思っていたら、韓国に「朴正熙」という大統領がいた。その娘もちょっと前に大統領だった。
 調べて見ると、本字:煕、異体字:熙、俗字:熈 。
 おそらく、どれを記しても問題ないと思うけど(省く、俗字)、ちと気になった。

 ちょうどインクがなくなったので、同じシェーファーのブルーをポチッした。
 以前は白いラベルだったのが今回は黒に変わっていた。
 通常は、50ml瓶だと50回ぐらい吸引でき、だいたい1年ぐらいで使い切るのだが、こういう機会が増えると、だいたい半年ぐらいでなくなる。
 以前は、なくなると違った色、例えば、iroshizuku などを使っていたが、見慣れないのか20回ぐらい吸引すると、その色に飽きてくることしばしば。結局はいつものペン先が詰まりずらい染料のシェーファーのブルーに落ち着く。

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