今年は分かりやすい天候に恵まれ、梅雨入りも梅雨明けもすんなり受け入れられることができた。6月に梅雨明けするのは初めてとニュースで言っていたけど、晴天か曇天ぐらいの違いしかなく高温多湿は変わらないので、私のような小市民にはあまり大きな問題ではない。
こんな時期はクーラーが欲しいのだが、人より早くクーラーのスイッチを入れてしまうと、どこかしら敗者の気分になる。ちょうど将棋の対局で「すみません、負けました」という感じだ。
ただ、体感ムスムシ度は居住地域とその立地形状、及び向きによって苦行の度合いが違う。
我が家は普通の二階建て一軒家だが、午前中はだいたい軽井沢の駅前ぐらいなのだが、午後になると私の拙工房風自室だけが、ここは台北林森北路付近ですか、になる。
若い時ならパブロフの犬状態ですぐスイッチ、オンとなるのだが、それから40年ぐらい経つと、風も良いじゃん、になる。いと哀しきや。
その折衷案として、買ってから3年目の小型USB扇風機を取り出してくる。
殺風景な黒色なので、台湾中華民国の国旗シールをカバーに貼るも、そのカバーが邪魔なのでハズして使っている。
より風情を求め風鈴でもつけようかな、と思うも、机の上に置いてある扇風機なので、室内でチンチラチリチリ~と鳴るのは、単なる、うっせーよ、になる。風鈴の音、少し離れたところから聞えてきてこそ風情がある。
とは言え、あと数日したら、まごうことなく神様クーラーだろう。
最近のコメント