小猫から飼うのだから、その特権で猫鍋を撮ろうとした。以前飼っていた2匹が小猫の頃の20年前は「猫鍋」というのはなかった。
体型サイズから一人用の鍋を用意したが、まったりと入る気配はゼロ。と言おうか、小猫ってじっとしていないものではないかと思った。例えば冬を待ち、鍋を人肌に温め猫がそこで眠れるように慣れさせてから初めて良い猫鍋が撮れるのかもしれない。
「猫鍋」で検索したらいろいろな画像が出てきて、みんな良く撮れているじゃないかい。私の腕がにぶったのか・・。
一時たりとも望む静止状態は皆無に等しく、常に動き続け、なんとかやっと1枚だけ撮れたのだが、これ可愛いのか?白や茶系のガラなら分かるけど、黒だから小タヌキが子グマのようでこれから本当に丸ごと煮鍋にするかのような錯覚に陥った。
テーブルの上であちこち動くこのような被写体を撮る場合、AF合焦スピードやそこからシャッターの下りるタイムラグなどミラーレス等は無理がある。やはりMFでの一眼レフだ。
1歳ぐらいになって落ち着いた性格だったら再チャレンジだ。
たかが猫だけど、されど、と続く今回の場合は、されど飼い主の年齢だ。
この猫が今までの猫のように生きたら20年後ぐらいに死ぬ訳であり、その時、私は70代半ばを越えている。「マーフィーの法則」の半分ぐらいを共鳴したところでは、日本男性の平均寿命を越えるとはとても思えない。
楽観的に言っても75歳ぐらいまでは生きるだろう、しかし75歳を越えたその先は、いつ召されても仕方がない年齢ゾーンに入る、と50代後半にて「終活」開始を思わせてくれたのが今回の小猫である。
そこからすれば「パコ」との生き比べである。
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