ファッション自体は大事な一つの対外的な身だしなみなので興味もあれば大事だと思うけど、なるべくこれにひっかかりたくないというのも、面倒くささからくる本音である。
幸いカメラマンだとサラリーマンとかに比べてそれほど厳しくはなく、あるとすれば、就任式や結婚式とかの式典ぐらいだけど、それにしたって仕事においてはそれほど厳密ではなく、ジーパンNGと無地のYシャツとネクタイ必須ぐらいである。
今回の拙大学の卒業式は最後の最後まで拙いながらも迷いまくった。
前日の大阪遊覧があるので、動きややすさからすれば上下黒の背広はNGだ。とすれば下は動きやすいGパンと、黒い靴と黒い背広でOKで、自分の卒業式なのでOKであった。
というのは、Gパンに合う黒い靴は持ってはいても、上下黒の背広に合う黒い靴はスリッポンとリーガルの靴しかなく、いずれも歩き回るには適していない。
Gパン+黒い背広が一番良いのだが、9月下旬になるも昼間の気温は東京も関西も28度に跳ね上がっているので黒い背広は勘弁してほしいモードだ。
Gパンじゃなければ背広がなくてもOKという感覚で黒以外のズボンを探してみれば、裾ダブルのベージュのチノパンがあった。あれ、ベージュのチノパンに合う靴って茶系しかないかもしれない。
あったっけ?と思って探してみれば、柄になく昔3万円ぐらいのを買ったのを思い出した。私にしてみれば3万円の靴は高価過ぎるものだ。ただ、高い靴はやはり良い。軽くて皮が柔らかく靴が足に合わせてくれるからだ。
イオンとかで売っている数千円のは足が靴に合わせなければならないのが殆どだからだ。私の持っている靴の殆どはそれだ。
茶色の靴とベージュのチノパンに合う靴下ってやはり白だろうか?パンツと同様、白の靴下は持っていないので、薄ピンクにしようかと思ったがちょうど洗濯中なので白に近い黄緑にした。ちょっと強いな・・。
チノパン+白いYシャツ+ネクタイ+半袈裟にすれば、背広不要でも、まぁOKでしょう。
でも、これに黒い背広になると、例えば時計やライターやショルダーバックもチェックしなければならない。時計は茶色いベルトで手巻きの薄型だから万能風だけど、ライターはジッポーからダンヒルにしなければならないし、フリマーで買った1,000円のショルダーバックなんてNG中のNGかもしれない。
幸い、黒い背広はなくなったのでそのショルダーバックも妥協点風になった。
・・・と、あれやこれやコーディネートを考えるのは面倒である。
好きな人は好きなんだろうけど、私はこういうのを考えること自体が昔から苦手だ。だからあまりファッションやそれに関するブランドとかに近寄らないようにしている。
結局は夏ならGパンにアロハシャツ、冬ならGパンにGジャンというのが楽になってしまう。また、少なくともそれでも許される環境にいるのがせめてもの幸いと言えるのかもしれない。
仕事としての卒業式撮影なら問題ないのだけど、自分の卒業式となってしまったので、ちょっとファッションとかコーディネートとかを稚拙ながらも考えてしまったのが今回~。
もうちょっと何年か何十年か前に戻れば、例えばライターだって、着こなしによってダンヒルとジッポーまたはデュポンだった違ってきて、その違いが分かる感覚の女性と全く分からない女性がいたりして、それがまた受け止め方が違ってきたりするが、分からないのがNGではない。
メーカーの違いじゃなくて、火を点ける時の音とかその違いとかetc・・・あれ、なんか昭和テイストのナンパ攻略風回顧になってしもうた。
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